[再掲]「元極妻」芳子姐さんのつぶやき114

工藤會トップの「死刑」判決を、元極妻が考える――「ほかの組織もざわつく」理由とは?

2022/08/24 20:00
待田芳子(作家)

工藤會の捜査は、「取り締まりをちゃんとやっている」アピール?

 ぶっちゃけ米兵もお小遣い欲しさに売りさばいているようですが、在庫管理はどうなってるんですかね? 九州・沖縄で流通している手りゅう弾は、ほぼ沖縄の米軍から流れたものと聞いています。とはいえ最近は、ほとんど摘発されていないようですね。あとは部品で持ち込んで組み立てるとかもあります。

 知り合いの刑事さんによると、隠し方は「巧妙としか言いようがない」そうですが、そういう職人さん的な「密輸のプロ」も減っている気がしますね。

 さて、「推認で死刑判決」と「武器使用禁止通達」は、今後の犯罪捜査にどのくらい影響するでしょうか? 私は、それほど影響はないと思います。工藤會の捜査は一罰百戒的に行われただけで、全指定組織に行うつもりはないんじゃないでしょうか。それこそアリバイ作り的に「日本の捜査当局は、ヤクザの取り締まりをちゃんとやっている」アピールだった気がします。

※2021年9月12日初出の記事に追記、編集を加えています。

待田芳子(作家)

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2022/08/24 20:00
極姐2.0
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