コラム
【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

秋篠宮家、悠仁さまの進学はどうなる? 天皇をめぐる歴代の教育問題、授業についていけず1年で中退のケースも

2022/04/23 17:00
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

堀江 天皇の皇子で、最初に学習院という学校に入学したのは大正天皇ですね。しかし、初等科を卒業した後、中等科に進学したものの、わずか1年で体を壊して退学してしまっています。当時の学校教育にありがちだったツメコミ式の教育が合わなかったようですね。中等科=現在の中学というわけではなく、現在の高校での授業内容に相当することをやっていたので、いろいろと難しかったようです。

――中学で退学して以降は、やはり御所で学ばれたんですか?

堀江 将来の帝として、明晰な頭脳を持つことが求められていた大正天皇です。その後も教育は彼の私邸である東宮御所で続き、明治20年代後半からは、お住まいに各分野の師匠を招いての個人授業を受けていくことになります。

 和歌や漢文の作文といった、天皇に伝統的に教えられてきた分野の教養も明治天皇の強い意向で授業をつけましたが、近代的な学問でいうと歴史や地理などが、集中的に講義されました。フランス語もかなり勉強しています。

 ただ、学習院時代の授業とはことなり、数学や理学(=理科)といった理系の授業はありませんでした。推測ですが、大正天皇は純粋な文系で、理系の成績は苦手で、よろしくなかったのかもしれません。

 さらに大正天皇は病気がちだったので、授業も中止になることが多かったようですが、授業の時間がなくなったことで余計にツメコミ式になってしまい、かなりご苦労なさったと伝わっています。秋篠宮家以前から、将来の天皇をめぐる教育問題はいろいろと起きていたのですね。

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