コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第586回】

内村航平、実母のモラハラ報道反論で明らかになった「嫁姑問題」と危惧される体操界の「不祥事」

2022/01/25 21:00
神林広恵(ライター)

 しかし、“女性のための女性週刊誌”としては、これは当然のことだろう。現在報道されているものを見る限り、航平のモラハラはほぼ事実に思えるし、今回の「自身」での周子さんの言動を見ると、息子・航平のモラハラとの関連性を疑わざるを得ないから。

 「文春」記事にも、結婚前に妊娠が判明した千穂さんに対し、周子さんが「本当に航平の子ですか」と言ったり、結婚式を勝手に決めたり、結婚後も航平の講座を管理したりということが記されているが、これもまた立派なモラハラなのでは? と思うから。そんな姑の行状を夫(航平)に訴えても、航平はとり合おうともしなかったというのだから。

 さらに「自身」には航平の知人による驚くべき“声”が紹介されていた。

「(文春)報道に違和感を覚えなかった」
「彼は自分にしか興味のないタイプだと感じていましたから」

 なるほど、大変興味深いコメントだ。しかし、これが本当なら心配だ。引退を表明した航平だが、その後目指すのは単なる指導者ではなく「体操の伝道師」だと言われているから。しかも引退会見では「人間性」という言葉を使って“道徳”まで説いてみせた。

 怖い。さらにさらに、航平はこんなことまで言っていたっけ。

「日の丸を背負ってやってこれたのは誇り」

 モラハラに精神論。日本体操界が今後どうなっていくのか。他スポーツのようにセクハラパワハラなどの不祥事(もちろん航平に限るものではない)が起きないのか、心配だ。

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