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NiziUやKaitoに相次ぐ「ゴリ押し」批判、Mr.Children紅白出場で…

2020/11/29 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 Mr.Children・桜井和寿の息子としても知られるKaitoに対して「ゴリ押し」と揶揄する声がネット上で高まってしまっている。

 KaitoはNHK連続テレビ小説『エール』の11月24日放送回に出演し、また、来年放送予定の『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)への出演が明らかに。俳優活動が本格化すると同時に、アンチも生まれているようだ。

 Kaitoは現在19歳で、ロックバンド・インナージャーニーのドラマーとして音楽を中心に活動してきた。タレントとしての活動を本格的に始めたのは今年8月の『オオカミくんには騙されない』(AbemaTV)からで、俳優としての業績はほとんどない。それにも関わらず、朝ドラや『逃げるは恥だが役に立つ』といった人気作品に出演することで、「父親の威光」だと叩かれている。

 特にNHK朝ドラに関しては、大晦日の『第71回紅白歌合戦』に12年ぶりにミスチルが出場することと関係しているのではないかともっぱらの噂だ。ミスチルは『紅白』に乗り気ではないアーティストとして知られており、出場はこれまで2008年の一度のみ。「ヒカリノアトリエ」がその年の朝ドラ『べっぴんさん』の主題歌となった2016年にさえ出演しなかったほどだ。

 そのため、NHKとの目立った仕事があったわけでもないのにミスチルが今年『紅白』に出場することと、Kaitoの『エール』出演との間に、特別な“芸能界の事情”を感じている人は少なくないようだ。

 Kaitoはソニーミュージックエンタテインメント傘下の芸能事務所・ソニーミュージックアーティスツに所属しているが、ソニーの「ゴリ押し」は他でも叩かれている。今年の『紅白』はジャニーズ事務所のアイドルが7組も出演し、白組の3分の1を占めることが話題となったが、実はそれ以上に『紅白』をジャックしているのが、ソニー系列のアーティストだ。

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 今年の『紅白』出場者でいうと、JUJU、milet、LiSAはKaitoと同じソニーミュージックアーティスツ所属で、レーベルもソニー系列。紅組司会を務める二階堂ふみも同事務所のタレントだ。

 他にもソニー系列レーベルに属している出場者は、Foorin、MISIA、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46、鈴木雅之、NiziUとベテランから初出場まで幅広く名前が並ぶ。ジャニーズでもSixTONESはレーベルがソニー系列のSME Recordsである。

 こうしたことからネット上を中心に、ソニーによる“ゴリ押し”“バーター”で出演したのではないかとの誹りが絶えない。いままで一度もオリコン週間シングルチャートでトップ10にすら入ったことがないmilet、10月に欅坂46から改名したばかりでなんの実績も残していない櫻坂46が特に顕著だ。

 「Make you happy」がYouTubeで1億7000万回もの再生数を記録し、今年を代表するヒット曲を放ったNiziUも、正式なデビュー曲「Step and a step」はまだ発売すらしておらず異例の抜擢。「時期尚早では?」と指摘する声があるほか、彼女たちの多すぎるメディア露出に「日テレのゴリ押しがひどい」と早くも辟易する声がネット上では増えつつある。

 「ゴリ押し」叩きを撥ね除けるには、やはり実力をもって納得させるのが一番だが、そもそも押されているタレントの側が悪いわけではなく、違和感を与える売り出し方に問題がある。一斉キャンペーンのような売り出し方は「押し売り」のような悪印象を与えがちであり、事務所側も今までとは違う工夫が必要だろう。

最終更新:2020/11/29 20:00
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