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山下智久の“未成年淫行疑惑”に言及した『とくダネ』と『グッとラック!』 「法に触れる可能性がある」

2020/08/18 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 山下智久と亀梨和也の未成年との飲酒報道を受けて、ジャニーズ事務所は17日、山下を「一定期間の活動自粛」とし、亀梨に「厳重注意」を処したと発表した。だが山下が未成年の女性とホテルに宿泊したこと、つまり“淫行疑惑”については一切触れていない。

 ジャニーズ事務所による“処分”発表が号令となり、翌18日のワイドショーはこの件でもちきりとなった。『とくダネ!』(フジテレビ系)、『グッとラック!』(TBS系)、『スッキリ』(日本テレビ系)、『バイキング』(フジテレビ系)──どの番組も山下と亀梨のスキャンダルをトップニュースで扱った。

山下智久の“淫行疑惑”に言及した『とくダネ』と『グッとラック!』
 今週末にジャニーズのタレント5人が司会を務める『24時間テレビ「愛は地球を救う」』の放送を控えている日本テレビ系の『スッキリ』は、山下の淫行疑惑に関してVTRで取り上げず、ジャニーズ事務所の発表をそのまま流す形をとった。

 唯一、コメンテーターの高橋真麻が<山下さんと亀梨さんの処分が違うっていうところも、この差ってなんなんだろうと、ちょっと不思議に思っているところはあります。そこに事務所からの明記がなかったので、なんでだろうと思っていました>とコメントするくだりがあったものの、それに関して議論を深めることはなく、「悪意を持って近づいてくる人もいるなか、芸能人はどう自己防衛すればいいか」といった話題に終始していた。

 一方、『とくダネ!』は「一部報道によると」といったエクスキューズをつけて、飲み会の後に山下と未成年女性がホテルに滞在していたと報じられていることをVTRで紹介したものの、淫行疑惑に関する記述が一切ないまま山下と亀梨とで異なる“処分”がくだっている事務所コメントの矛盾は指摘しなかった。

 そして、小倉智昭が<ジャニーズ事務所の処分が出たことによって、事がさらに大きくなりましたよね。以前だったら、そんなもんほっとけ、という感じのあった芸能界だった部分があると思う><今はちょっと厳しすぎるぐらい厳しいですね>とタレントを擁護すると、コメンテーターのカズレーザーが反論。次のように自論を述べた。

<未成年の方とお酒飲んで、そのあと、ホテル行っちゃった、というのは、3年前の狩野英孝さんがほぼ同じ状況。狩野さんは半年休んだんで、山Pは休まなくていいのか?>
<(狩野英孝は未成年と知らずに交際していたが活動を休止したという)前例があるので、(山下智久も)仕方ないと思う。山Pだから極端に厳しいかというと、そんなことはないんじゃないか>

 これに小倉が<お笑いとアイドルとの立ち位置がかなり違うというのかかなり違うと思う>と返すと、カズレーザーは<芸能界のヒエラルキーの話ですか?>と聞き、小倉は<そうそうそう>と当然のように淀みなく答えた。マセキ芸能社のお笑い芸人・狩野英孝と、ジャニーズ事務所のアイドル・山下智久の「芸能界のヒエラルキーの違い」が、芸能活動を休止するか否かにまで影響を及ぼすのはおかしいと思うのだが、小倉としては当たり前の芸能界の慣習であり疑うべきことですらないのかもしれない。

 また、『グッとラック!』コメンテーターの西村博之(ひろゆき)も、山下の淫行疑惑について触れている。

<未成年とホテルに行ったのだとすれば、都の条例違反なので。飲酒どうこうじゃなくて法に触れる可能性があるので。謹慎ですんでむしろどうなのかなって。契約解除になった人もいるじゃないですか。なので、どうなのかなって思いますけどね>
<飲み会が問題じゃなくて、問題はホテルだと思うんですけどね>

 こうしたワイドショーでの扱いを見る限り、テレビ局側はまだジャニーズ事務所への忖度を重視しており、“ジャニーズタブー”は健在だが、一方で“ジャニーズタブー”を意識せず発言するタレントの起用まで阻まれる状況ではないことがうかがえる。

最終更新:2020/08/18 20:00
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