女のための有名人深読み週報

石田純一、「カネ」への態度に見る人となり……息子への「お金だけが人生じゃない」という言葉に思うこと

2020/05/21 21:00
仁科友里(ライター)

石田純一の切り札は……

 そんな「カネ」をめぐるさまざまなエピソードから、石田の人格を察することができるが、現実問題として「カネ」の問題で、完全に再起不能になるかというと、そうはならないと思う。石田には妻という切り札がある。理子の父親は元西武ライオンズの監督を務めた東尾修で、彼は殿堂入りも果たした大投手であり、理子はその一人娘だ。

 17年、ニッポン放送のラジオ番組『あなたとハッピー!』に出演した理子によると、東尾氏は女性関係がおサカンで、家庭内には、外泊をすると、ペナルティーとして理子に1万円を上げるという決まりがあったという。すると、すぐにお金が貯まって、高校生でありながらゴルフの会員権が買える金額が貯まったというから、東尾氏の財力は推して知るべしである。

 打ち出の小づちのような妻がいて、小さなお子さんが3人いるのだから、石田もしばらくは、「カネ」に振り回されないよう、おとなしくしていたらどうか。コロナ禍で何かとイラついている人が多い今、不用意な行動が、芸能人生命を縮めるといっても過言でないように思えてならない。

仁科友里(ライター)

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2020/05/21 21:11
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