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Snow Man露骨な“ラウール推し”に困惑する現場の声「大人の事情があって…」

2020/01/17 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 1月22日、新たなジャニーズグループとしてSixTONES(ストーンズ)とSnow Man(スノーマン)が同時CDデビューを果たします。

 しかし去年からファンの間で物議を醸しているのが、二組を対決させ競わせるような売り出し方や、Snow Manの露骨な“ラウール推し”。ファンのみならず、現場でも困惑の声が出ているのだそう。アツコがレポートします。

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 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 1月22日、ついについにSixTONESとSnow ManがCDデビューするのよね。滝沢秀明さん渾身のジャニーズ初の2組同時CDデビューとなるわけで期待度は高まるばかり。昨年8月8日の発表以来、あらゆるメディアに進出して活動してきたこともあって、知名度もかなり広まったんじゃないかしら?

  まぁアツが働く隣の部署のオジサマは「あれ、露出が多いからもうデビューしたと思ってたよ。まだだったんだ?」なんて言ってたけど……それくらいジャニーズ事務所も気合を入れてるってこと。

 SixTONESのデビュー曲はYOSHIKIさんがプロデュースを担当した『Imitation Rain』、Snow  Manのデビュー曲は『D.D.』。ファンの皆さんはMVも十分チェック済みだと思うけど、さすが満を持してのデビューという感じで、どちらも聴き応え&見応えたっぷりで何度見ても飽きないし、「はぁ」とため息が出ちゃうぐらいカッコイイわよね。

 令和を引っぱっていくのは彼らなんだろうなと思わずにはいられない、まさに恐れ入りましたぁって感じの出来。これからさらにガンガン露出するんだから、覚悟しててよ!

露骨な“ラウール推し”に困惑する現場
 彼らをご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので一応メンバーの名前をおさらい。

 SixTONESは髙地優吾くん、京本大我くん、田中樹くん、松村北斗くん、ジェシーくん、森本慎太郎くんの6人グループ。

 Snow Manは岩本照くん、深澤辰哉くん、ラウールくん、渡辺翔太くん、向井康二くん、阿部亮平くん、目黒蓮くん、宮舘涼太くんに佐久間大介くんの9人グループ。

 Snow Manのリーダーは照(ひかる)くんなんだけど、SixTONESにはリーダー不在で、先日放送された『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)内でようやく髙地くんに決まってめでたしめでたし。

 デビュー日となる22日は全員で『ZIP!』(日本テレビ系)等に生出演して歌のお披露目をする予定で、『an・an』の表紙も飾り、これでもかというぐらいの一大プロモーションを展開していくから、注目されることはもう約束済なの。

 彼らはこれまで十分に苦労もしてきたからこそ、恵まれすぎたデビューであっても地に足をつけてしっかり歩み続けていくだろうし、心配ご無用と思っているアツ。でも、長年ジャニーズを担当してきた雑誌編集者がこんな話をしていたからちょっと気になっちゃうのよね……。

「私もアツも、ジャニーズJr.時代からずっと彼らを取材してきたわけだから、念願だったCDデビューの実現は凄く嬉しいじゃない。あれだけの実力がありながらなかなか日の目を見なかったから。

 特にSnow Manで言えばふっかは27歳だから、30歳目前でデビュー出来て本当に本当によかった。長いファンの人たちも自分のことのように喜んでるしね」

 ここで一度、言葉を切ってふぅとため息。そしてこう続けたの。

「Snow Manが6人体制から突然9人体制になって、でもメンバーもファンも『デビュー出来るならそれもやむ無し』という感じで受け入れるしかなかったじゃない。当たり前だけど、滝沢(秀明)さんの決断を認めざるを得なかった。

 だけどデビューが決まってからの売り出し方法をいろいろ見ていると、どう見ても『ラウール推し』でしょ。

 ラウールがどうこうと言うわけじゃないし、ラウールの頑張りも分かるんだけど、編集部に届くファンの人たちからのご意見の中には辛辣なものもあってね。『Snow Manは”ラウールと愉快な仲間“たちじゃありません』という声が、結構な数なのよ」

 誌面作りでも事務所の意向もあって、どうしてもラウール推しになっちゃうのは事実。もちろん編集部だって長い付き合いだからメンバー全員を大切に思っているし、平等に扱っていきたいんだけど、「大人の事情」がそれを許さない時が多くて。ファンから見て「ン?  あら?」と思っちゃう時は、やっぱり多々あったでしょ?

 アイドル誌の担当編集さんも、落ち込んでるの。

「いろんな取材をしてきて、苦労を共にしてきたメンバーに、せっかくデビューが決まったのに何かごめんって謝りたくなっちゃう時もあった。だけどね、ラウールセンターの撮影でも誰も文句も言わず、相変わらず盛り上げてくれて。ホントにいい奴らだから申し訳なくて。手のひら返しみたいになってしまって、何だかこっちの方がモヤモヤしちゃってさ……」

 MVでもラウール推しは明らか。もちろんラウールくんは全然悪くないんだけどね。事務所のやり方がちょっと露骨すぎて、ファンもメンバーも傷つけちゃってるんじゃないかしら。

滝沢秀明副社長の孤独な戦い
 かつてジャニー喜多川氏もご自分の推しを全面に打ち出していて、物議を醸した時もあったけど、ジャニー氏は「競争させる気は無いけど、切磋琢磨しあうことが大事」とおっしゃっていたわ。

 それは確かにそうよね。切磋琢磨しあって人は強くなっていくんだし、滝沢氏が「失敗は許されない」と必死になっているのも痛いほど分かるんだけど……。

 でも元からの“根っからファン”のみんなの気持ちを置いてけぼりにしちゃうのは、勝手な言い分だけど、やっぱりちょっと残念よね。”推し“は自らの目で見て、自分自身で決めたいじゃない?

 テレビ局のスタッフは、グイグイ押しの強い滝沢氏の手法を評価しているけどね。某局のベテランテレビマンは、

「本人自ら売り込みに来るし、さすが演出家らしい壮大な仕掛け方も考えてくるし、あらゆる手を使ってのプロモーションで滝沢氏の気迫には負けちゃうよ。絶対に成功させなくちゃいけない第一弾だし、うちもやれるだけの協力はする。とにかくお手並み拝見だよね」

って、言ってたわ。

 滝沢氏が考え抜いた上でのメンバー増員だし、勝算があるのも分かるから全力で応援はしたいんだけど、ただ、業界内ではこんな声も……。

「ひとつ心配なのは今の滝沢氏に意見を言える人がもういないことだよね。周りを固めているのはイエスマンばかりだし、本当に信頼出来るスタッフはほんの数人で、滝沢氏は黙々と孤独な作業を続けてるよ。自信と不安がない混ぜになってるんだろうな。

 一番にファンのことを考えていたはずの滝沢氏が、ファンの思いに気づかないはずはなかろうに。長く支えてくれたファンの人たちの声をもう一度ちゃんと聞ける日がくるといいんだけどね」(テレビ局関係者)

 うーん、華やかなデビューの裏では、やっぱりいろいろな大人たちのアヤシイ思惑が渦巻いていて大変なのね。

 でもまぁ、何はともあれ久々のジャニーズのCDデビューイベントだもの。怒涛のプロモーションのおかげで、SixTONESもSnowManもトーク術は格段にステップアップしたし、パフォーマンスに関しては今さら、何も言うことなしの出来栄えだものね。

 折り紙付きの実力派揃いだから、外野がどうのこうの言うことなんて無いのよね。ごめんなさいね。とりあえず後はもうデビューを待つのみ。ストスノが令和の新しい時代をどう動かして行くのか、楽しみにしていましょ!

最終更新:2020/01/17 20:00
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