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SMAP元メンバーへの圧力、嵐の「NHK五輪ナビ」就任にも踏み込み批判を展開

2019/07/26 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 7月23日、日本財団の笹川陽平会長が公式ブログに「「テレビ出演させたい元SMAPの3人」―公正取引委員会 ジャニーズへ注意―」というタイトルの記事をアップし、SMAPの元メンバー3人(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)の3人がテレビから排除されている状況を批判したことは大きな話題となった。

 このブログは多くのネットニュースに取り上げられるなど、大きな反響を起こしたのだが、そんななか、7月25日に公式ブログにアップした記事「「元SMAP3人組」-国際パラリンピック委員会「特別親善大使」-」では、さらに踏み込んだ言及をしている。

 まず、23日のブログにはどんなことが書かれていたのか。このブログでは、パラリンピックをサポートしている日本財団とSMAPの出会いを振り返っている。

 両者の関係ができたのは、まだSMAPが解散する前の2015年のこと。SMAPはパラリンピックスポーツの普及啓発などを目的とした「日本財団パラリンピックサポートセンター」の活動を支援し、2015年11月には、東京の駒沢オリンピック公園で行われた「パラ駅伝 in TOKYO 2015」に5人そろって参加している。

 その後、SMAPは解散してしまうが、新しい地図の3人はパラスポーツの支援活動を継続、国際パラリンピック委員会(IPC)の特別親善大使にも任命されている。

 23日にアップした記事で笹川会長は、元SMAPメンバー3人への感謝を述べつつ、<独禁法違反につながりかねない状況を公取委が確認したのであれば、各テレビ局も謙虚に事実を認めるべきである>と綴り、不公平な状況を放置しているテレビ業界に苦言を呈していた。

嵐の「NHK五輪ナビ」就任にも踏み込み批判を展開
 それが25日の記事では、さらに「メディア批判」の文脈に踏み込んでいく。

 笹川会長は、新しい地図の3人がパラリンピック成功のためにイベントに積極的に参加しているのにも関わらず、ジャニーズ事務所独立後、3人の姿はテレビから消えてしまったことを嘆き、<オリンピックと比べれば、いまひとつ認知度が低いパラリンピックである。その「特別親善大使」のテレビ出演が制限されているとすれば、国益に反することだと言わざるを得ない>と怒りを綴る。

 そして、こういった文章でブログを締めるのだった。

<別のアイドルグループの嵐が、「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任したと聞いた。特集番組に出演し、大会本番でも競技場などから、オリンピックとパラリンピックの魅力を視聴者に届けるそうだ>
<各テレビ局にお伺いする。国際パラリンピック委員会から任命された「特別親善大使」のテレビ出演は、すでに用意されているのでしょうか>

 嵐の名前を出したことにより、このブログのコメント欄ではSMAPファンと嵐ファンの論戦が始まっているが、笹川会長が伝えたかったのは「SMAPと嵐の優劣」といった、そんなくだらないことではないだろう。

 当然報じられてしかるべき元SMAPメンバーによるパラスポーツへの貢献に関する報道が「芸能村の論理」で潰され、さらに、これまでの功労者がないがしろにされているということのおかしさを告発しているのである。

新しい地図の活動をテレビは確かに報じない
 元SMAPメンバー3人の活動は、ワイドショーなどで取り上げられることはない。

 たとえ視聴者が違和感を覚えようとも、その排除は徹底している。特に、その不自然さが際立った例として巷間よく指摘されているのは「GQ MEN OF THE YEAR 2017」を受賞したときのことだ。各局ワイドショーは、長谷川博己、秋山竜次(ロバート)、野田洋次郎(RADWIMPS)、斎藤工といった面々が受賞した同賞の受賞イベントを報じながら、同様に授賞式に参加していた3人のことはカットし、存在そのものを消して報じたのだ。

 こういった体たらくなので、新しい地図のパラリンピックやパラスポーツに関する活動が報じられるはずもない。

元SMAP排除でパラ周知進まず
 新しい地図の3人によるパラスポーツへの貢献はイベント参加だけにとどまらない。

 昨年3月には、パラスポーツを応援するチャリティーソング「雨あがりのステップ」を発表し、参加したイベント「パラ駅伝 in TOKYO 2018」では3人でその楽曲を披露した。また、パラリンピックサポートセンターには香取慎吾が描いた壁画が展示されている。

 しかし、朝早くから夜19時頃まで様々な事件・エンタメ情報を伝える情報番組を各局延々流しているのに、これらの活動はまったく出てこない。そのせいでパラスポーツの周知が進んでいないという笹川会長の主張はもっともだろう。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功を目指して、オリンピックに関する企画を盛んに報道しながら、芸能ムラの事情によって意図的にパラリンピックの情報は排除されてしまうこの矛盾。テレビメディアは笹川会長の指摘をどう受け止めるのだろうか。

最終更新:2019/07/26 20:00

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