“中学受験”に見る親と子の姿

模試結果を塾のトイレで隠滅……中学受験「最上位クラス」の女子を悩ませた“褒める母親”の正体

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Photo by Photography from AC

“親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 昨今、教育業界でのトレンドワードとして「子どもを褒めて伸ばす」というものがある。これは、褒めることによって、我が子の自己肯定感を高め、生きる力を付けるという目標に添うものだが、「褒めることが苦手」と言われている日本人にとっては、大変好ましい“子育て”の1つであるとは思う。

 しかし、何事もバランスが必要で「何でも褒めさえすれば、万事OK!」ともいかないのが、子育ての難しい部分である。今回は中学受験において、この「褒める」ということを考えてみたい。

受験のプレッシャーと親のプレッシャー

 ある中学受験塾で、こんな事件が起きた。トイレが詰まったのである。業者さんが言うには、原因は「紙詰まり」。犯人は最上位クラスに在籍する6年生のさくらちゃんであったことが判明した。

 さくらちゃんは、思わしくない模試や小テストの結果を自宅に持ち帰れず、思いあぐねてトイレに流してしまったのだ。とても優秀で、素直で、明るく、友達もたくさんいる……そんな模範生のようなさくらちゃんが起こしてしまった事件に、室長は仰天していた。室長にはさくらちゃんの家庭には、問題があるどころか、とても良い親子関係のように見受けられていたからだ。

 事情を聞く室長に、さくらちゃんは反省の弁の中で、こう述べたという。

「お母さんはとても良いお母さんで、いつも私を褒めてくれます。特に、私が良い成績を取ると、本当に喜んでくれて、褒めてくれるんです。私はお母さんが喜んでくれるのがうれしくて、頑張ってきました。でも、私にはもうお母さんを喜ばせてあげることができません……」

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