「患部から黄色い汁が出る」など重症化も……指先が荒れる“現代版手荒れ”の予防法とは？

　現代版手荒れを起こさない、また、悪化させないためには、日常の手洗いで次の3つに気をつけることが大事だそうです。

1．ぬるめのお湯で洗う
「冷たすぎても熱すぎても、肌へ負担がかかってしまいます。特にお湯は肌の油分も奪ってしまうので、温度には気をつけましょう。ちなみに42度は、人の“かゆみセンサー”のスイッチがオンされる温度なので、シャワーなどでもかゆみを感じたときは、温度を下げた方がいいです。手洗いの際は、人肌に近い33～35度くらいが適温と考えてください」

2．洗浄剤は低刺激なものを使う
「肌の弱い人やすでに手荒れ起こしている人は、手洗いの洗浄剤は低刺激のものを使ってください。なお、ノロやインフルエンザなどがはやっているときは殺菌作用の強い洗浄剤で洗い、普段は低刺激の固形せっけんを使うなど、使い分けるのがおすすめです」

3．手洗い後は水分をよく拭きとる
「手洗い後に水分が残っていると、蒸発する水分と一緒に肌の水分も失われてしまいます。そのため、手洗い後はハンカチでしっかりと手を拭くことが大事です。また、ハンカチは毎日取り換えて清潔に保ち、ビショビショの汚いハンカチを使わないようにしてください。ハンドタオルは水分をよく吸収してくれるので、ハンドタオルとハンカチの2枚を持ち歩くといいですよ」

　さらに手洗いのあとは、ハンドクリームを正しく塗って指先を保護することも大切だそうです。