• 漫画レビュー

どん底・絶望・依存の果ての「希望」とは? 高浜寛『SAD GiRL』の残酷で美しい世界
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【3月】

どん底・絶望・依存の果ての「希望」とは? 高浜寛『SAD GiRL』の残酷で美しい世界

 今さらあらためて語るまでもなく、薬物依存は恐ろしいものであります。元プロ野球選手の一件はもちろん衝撃的ではありましたが、しかしおそらく彼が薬物に手...

“柴犬愛”が溢れる少女マンガ界のエース『わたしはあなたの犬になる』で犬欲を満たす!
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【9月】

“柴犬愛”が溢れる少女マンガ界のエース『わたしはあなたの犬になる』で犬欲を満たす!

 なぜかマンガ界(特に少女マンガ)では猫派が圧倒的に多く、猫マンガなら即座にいくつもの名作が思いつくのですが、犬マンガとなるときら先生の『まっすぐにい...

東村アキコ『ヒモザイル』が炎上! 主婦&バリキャリ女子を攻撃する“勝者”目線の偏り
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【9月】

東村アキコ『ヒモザイル』が炎上! 主婦&バリキャリ女子を攻撃する“勝者”目線の偏り

 2カ月連続で東村アキコ先生の話題で恐縮ですが、新連載の『ヒモザイル』(講談社「月刊 モーニングtwo」連載)がまたもや話題です。っていうか炎上してい...

「誰の心もいらない」幸せを説く『プリンセスメゾン』、関係性の息苦しさをほぐす処方箋
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【8月】

「誰の心もいらない」幸せを説く『プリンセスメゾン』、関係性の息苦しさをほぐす処方箋

 では現代のアラサー女性たちは、この苛烈な状況を甘んじて受け入れるしかないのでしょうか? いやいや、決してそうではありません。この息苦しい世界において...

『東京タラレバ娘』はなぜ、結婚できない=「自己責任!」と女子を追い詰める?
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【8月】

『東京タラレバ娘』はなぜ、結婚できない=「自己責任!」と女子を追い詰める?

 3巻の発売を機に、再び東村アキコ先生の『東京タラレバ娘』(講談社)に関する議論が活発化しつつあります。本書の強烈すぎるメッセージは一貫して「『結婚...

宝塚マンガを超えて響く『淡島百景』、女子歌劇学校に渦巻くあこがれと憎悪に見える先
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【5月】

宝塚マンガを超えて響く『淡島百景』、女子歌劇学校に渦巻くあこがれと憎悪に見える先

 帝王・柚希礼音の卒業という一大イベントを以って、101周年を迎えた宝塚歌劇団はまた新たなサイクルへと突入いたしました。近年のこの盛り上がりによって観...

『地獄のガールフレンド』で“いま”の問題を描く、鳥飼茜の「視点」の強さ
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【4月】

『地獄のガールフレンド』で“いま”の問題を描く、鳥飼茜の「視点」の強さ

 「いま読むべきマンガ家は?」と問われたならば、先月ご紹介した『娘の家出』(集英社)の志村貴子先生と、そしてこの鳥飼茜先生とを真っ先に挙げることでしょ...

なぜ、東村アキコのマンガは人の心を打つ? 読者を問う『かくかくしかじか』の強度
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【4月】

なぜ、東村アキコのマンガは人の心を打つ? 読者を問う『かくかくしかじか』の強度

 「なんで○○が1位なんだ!」とか「なんで○○が入ってないんだ!」とか、賞やランキングに関してはブーブー言うことも含めてこそのエンタテインメントだと考...

『マリーマリーマリー』が描く、“足りない”“不完全”でも幸せな2人による幸福論
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【3月】

『マリーマリーマリー』が描く、“足りない”“不完全”でも幸せな2人による幸福論

 色っぽいダメ男を描かせたら日本一! の勝田文先生の最新作『マリーマリーマリー』1(集英社)は、勝田先生の最高傑作になりそうな雰囲気が漂う、幸福感とグ...

少女たちの自立を描く『娘の家出』――“伝統的な家族”の枠外にある家族の感情 
『なんかおもしろいマンガ』あります ~女子マンガ月報~【3月】

少女たちの自立を描く『娘の家出』――“伝統的な家族”の枠外にある家族の感情 

 東京都渋谷区が、LGBT(性的マイノリティ)のカップルに対して「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行するというニュースは、各方面にさまざまなリア...