【THE 筆跡鑑定ファイル】

土屋太鳳は「女優気質ではない?」……プロ筆跡鑑定人が指摘、「スリルを求める」傾向も

2017/11/02 14:30
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土屋太鳳オフィシャルブログより

 2015年のNHK連続テレビ小説『まれ』で主演を務めて以降、数々のドラマや映画で主演もしくはヒロイン役をこなし、大激戦の若手女優界の中で快進撃を続ける土屋太鳳。日本女子体育大学で舞踊を学ぶ本格体育会系女優ながら、「ぶりっこ」「あざとい」などの批判も一部ネット上で見られる。そんな土屋の筆跡を、筆跡鑑定人で、筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! ~名前を書くだけ~』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

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■字でわかる、「自分の中の体育会系度」

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『黒の女教師』(TBS系)公式サイトより

――画像はTBSの2012年のドラマ『黒の女教師』(TBS系)の公式サイトに掲載されている土屋さん直筆のメッセージです。土屋さんは1995年生まれですから執筆時は17歳と、若かったというのもあるでしょうが、懐かしさすら感じるファンシーな文字ですよね。平成生まれでこういった字を書く人がいることに驚きました。

牧野秀美氏(以下、牧野) 土屋さんの文字は、アンケート用紙にびっしりと書きこまれていますね。大きさが揃っているマス目文字と、「鳳」の文字の横線の間隔が等しい特徴は、土屋さんが気分に左右されない「コツコツ型」、計画性があり論理的にモノを考える人であることがわかります。ひねりのない書き始めから素直であること、文字の左上の角の接筆部が閉じていることから物事の考え方は真面目です。

 また、「格」字「口」部分が大きく書かれ、角も丸く書かれています。これは明るい気質で内面のエネルギー、やる気が豊富であることを表しています。最後まで丁寧に書かれた文字からは、集中力を感じます。

 まとめますと、「真面目で、何事にも一生懸命努力して取り組み、やり遂げるキャラクター」であることがわかります。ただ、土屋さんの書かれた文字から、息苦しさを感じる方もいるのではないでしょうか。

――失礼ながら、私は土屋さんの文字を見たときに、ちょっと不気味さを感じてしまいました。なぜこういった印象を抱いてしまうのでしょう?

牧野 文字には、書き手のエネルギーが乗っかってきます。この文字に拒絶反応を起こす人は、土屋さんのこれでもかという溢れる情報を受け取りきれないのでしょう。「隙間なく書かれた文字」というのは、情報やエネルギーが過剰であるともいえます。余韻や空白を楽しむ傾向のある人にしてみれば、太鳳さんの文字は、無理やり口に食べ物を入れられるような感じを受けるのかもしれません。

――土屋さんのインスタグラムも一つひとつの記事がしっかり長めです。エネルギーが多い人なのでしょうね。

牧野 「体力に物を言わせ、何事も真面目に取り組む体育会系の暑苦しさが、文化系の人にとってはたまらなくうっとうしい」、そんなところなのかもしれません。

――なるほど。むしろ隙間なく書かれた文字を、「元気で好ましい」と捉える人もいるんですね。

牧野 はい。土屋さんに非があるわけではありません。素直で頑張り屋ゆえに、上からのアドバイスを忠実に守ることが正しいと信じ実行しているだけなのでしょう。

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