究極のカスタマイズ! 世界にひとつだけのバイブレーターを手作りしてみた

 理想のバイブとは? と訊かれるといつも返答に詰まる私ですが、バイブを自分好みに「カスタマイズ」できればそれがベストでしょう。でも、いまのところ現実的ではありません。そこで、国内外合わせるとかなりの数になるバイブのなかから「自分に合う1本」を見つけていくわけですが、これが実はむずかしい。素材がよくても大きすぎたり、いい動きをしてくれるのに見た目がエグかったり……。すべての条件をクリアするものには、何年経っても出会えません。

 広い世界にはこうして私と同じく「自分の理想を追求したい!」という願望を持つ女性が少なからずいるようで、そのニーズに応えて「じゃあ、見た目だけでも自分の好みを追求してみる?」と提案する商品も存在します。

 トップ画像の「MY TOY」は、オリジナルバイブを作るためのキット。自分でデザインを決め、自分の手でシリコンをこね、それで成形して世界でただひとつのバイブを作ります。同梱されているのは、

 これだけ。シリコン製のバイブって総じてお高いイメージがありますが、えっ、こんなシンプルなキットで1本作れちゃうの? と私も驚きました。

 このキットの存在は以前から知っていましたが、なかなか手が出なかったのは、何を隠そう、私が超絶不器用だからです。そして、造形のセンスがゼロ。小学校のときから図画工作、美術はずっと通知票で「2」でした。いまは絵を描く機会すらありませんが、私が筆を手に取れば、「アメトーーク!」の絵心ない芸人さんたちに遜色のないレベルの仕上がりになることはまちがいありません。

◎どんなバイブができるかな?

 でも、ふだんからバイブのフォルムをあーだこーだ批評している私。口でいうだけなら簡単ですが、ここらでバイブの造形ってどんな苦労があるのか知っておくのは悪くない体験です。いつの日か、カスタマイズ・バイブを作れる日が来たら、この体験が役立つかもしれません。

 ということで、レッツ・トライ!

 ピンク+白、ブルー+白の組み合わせで、シリコン粘土と凝固剤を手でこねながら混ぜます。お子さんのいる人は別として、オトナになると粘土は縁遠いもの。こうしていると、童心に返ります。

 それぞれ混ぜ終わりました。ぺったりとした質感の粘土2色のできあがりです。

 この段階では、ほんとうにこれがシリコン? という感触でした。これをバイブレーター本体に貼り付けて、デザイン&成形していくわけですが……むずかしいのはココから。作りはじめる前は、あんなふうにしたいこんなふうにしたい、と頭のなかに思い描いていました。基本的にはハイデザインのバイブが好きな私です。できるだけすてきなモノを作りたい。ということで、デザインも事前に考えていました。

 ……すみません、ウソです。造形センスゼロの私には、頭で考えたデザインを紙に起こすことがそもそも無理なので、「こうしたい」「ああしたい」と好き勝手なことをいって、あとは彼氏にラフを描いてもらいました。

 でも、実はこのシリコン乾くのがとても速く、形を整えようとしているあいだに、みるみるうちに固まっていきます。これは焦ります。早く形を作りたいのに、まったく思いどおりになりません。すっかりパニクってしまった私、事前に考えていた形はいったん放棄し、平たく広げたシリコン粘土を本体にぺろんと巻きつけました。

 不器用さ丸出しですが、シリコンの特徴のひとつである「発色のよさ」は見てとれると思います。鮮やかな色からニュアンスのある色まで、シリコンは再現できます。色による印象はたいへん大きく、購買につながりやすいもの。衛生面を考えてもシリコン素材はベストチョイスですが、こうしたデザイン的な必然性もあるのです。

 さて、ここからは超特急で作業を進めます! ブルーのシリコンも同じくペタペタと本体に貼りつけました。当初の予定とはぜんぜん違う様相になってきましたが、もう構っていられません。美しい仕上がりになるのはもうあきらめました。だったらせめて明るい気分になるルックスにしたい!

 ということで、100円ショップで買った型抜きの出番です。これで、模様を切り抜いて、貼り付けたシリコンの上に乗せます。

 これが、「MY TOY」桃子版の完成形。このころまでにはシリコンはほぼ固まり、粘土のような柔軟さはなくなっています。時間が経つとさらにしっかり固まっていきますが、カチコチになるわけではありません。ぷにぷにとした弾力を感じる点でも、シリコンの持ち味をしっかり体験できるといっていいでしょう。

 たしかに上手とはいいがたいバイブですが、それだけに愛着もあります。なんといっても自分で作った世界でひとつだけのバイブですからね。気持ちが入っているセックスは気持ちよさも倍増するのと同様、心がすでに受け入れ体制にあるとバイブも気持ちいいのです。

 それにしても、バイブを手作りするのって楽しい! もっと思いどおりに理想の形を作れるキットだといいのでしょうが、こうして限られた条件のなかで頭のなかにあるイメージを具現化していくのは、別の面白さがあります。ふだん自分がバイブを、またはオナニーによる快感をどう捉えているのかも表れそう。いろんな女性たちがこのキットでバイブを手作りする、「MY TOY」コンテストがあったらまちがいなく面白いものになるんじゃないかなぁ。

■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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