今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

『あまちゃん』ブームが生み出した、「別あま」な寂しいオヤジたち

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『連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック』/ ビクターエンタテインメント

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎人間関係構築にも効く『あまちゃん』
 先日、編集者など出版関係数人と会う機会があった。皆40代男性、初対面でちょいぎこちなかったのが、『あまちゃん』(NHK)の話になったとたん、皆相好を崩して意気投合。本当に、一番「テレビドラマ」というものから遠ざかっていたこの層を、いきなり釘づけという功績はすごいと思う。

 さらに、視聴の仕方にもこの層ならではの特徴的な呼称があった。総合テレビの一番スタンダードな朝8時に見るのは「朝あま」、昼の再放送で見るのが「昼あま」、子どもの保育園の送り迎えの前などに見て行く人は、BS早朝の「早あま」、逆にBS深夜に見るのは「遅あま」、BS土曜の1週間のまとめ放送で楽しむのは「溜めあま」、録画して好きな時間に見るのは「録りあま」。そして、家族全員で録画視聴しているにもかかわらず、自分だけ取り残され、帰宅後1人寂しく視聴することを「別あま」というんだそうな。

 視聴スタイルで、オヤジのライフスタイルさえ浮き彫りにしてしまう、おそるべし『あまちゃん』。あなたのお父さんは何あまですか?

◎やっぱりJOYはダサかった
 西川史子先生のビジネス怒りに噛みついたJOY。ださ。「生き残ろうと必死」って言われたのが、きっと我慢ならなかったんだろうなぁ。ドンズバ過ぎて。印象としては「生き残ろうと必死」な上に、さらに「器の小ささ」までが上塗りされた格好だ。こうなると、今週末の『サンデー・ジャポン』(TBS系)が楽しみである。あそこは多分出演依頼してるだろう、JOYに。「ここはひとつ、出演して西川先生とビジネス丁々発止でもした方が得ですよ」とかなんとか言って。シャレを通して道理を引っ込ませる強引さ、面白い人間を開発するアンテナの張り方、独自の「旬」の押さえ方、ヤケドするとわかっていても、タレントの方もつい出演を承諾してしまう、特殊な「ゲテモノホイホイ」番組。何て言って引っ張ってくるのか、出演交渉の場を、一度でいいから見てみたい。

◎まさに『ぴんとこな』
 夏ドラマが始まり、しのぎを削る各局。番宣にも力が入っている。情報番組のコメンテーター席のデスクまわりに、新ドラマのタイトルを貼りつけているのはTBS。『ぴんとこな』と書かれた上に座って、しかめつらしくご意見を垂れている杉尾秀哉。なんとまぬけな。ぴんとこな。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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