[連載]みかのはらミキ presents ご長寿番組潜入記

照英の人生論に涙を流すマチャミとあさこ……『メレンゲの気持ち』潜入

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(C)みかのはらみき

 今回は麹町の方の日本テレビにて『メレンゲの気持ち』を観覧。1996年に放映開始で、裏番組で同年開始の『王様のブランチ』(TBS系)とは丸17年間ライバル関係である。メイン司会は、番組開始時からの久本雅美と、いとうあさこ、ももいろクローバーZの百田夏菜子だ。

 麹町の日テレ社屋横の集合場所には、20~50代くらいの女性観覧客が、大体80名くらい集まっていた。中高年女性が多い。観覧席の場所は、事前にクジ引きで決められる。若い人を前に座らせて、中高年は後ろにするような年齢での操作や、早く来た人を優先するのではない公平さに感心。時間になると、スタッフから軽い説明があり、外の階段を数階登ってスタジオへ案内された。麹町社屋の階段は、そこかしこが老朽している。「地震があったらヤバそう」なんて声も聞こえるが、ホントに大丈夫か心配だ。

 スタジオは、ポップで明るい雰囲気。可愛い雑貨屋さんのようなイメージである。そして、出演者の席と観覧客との距離も近い。この番組の前説芸人さんは、拍手やリアクションの練習はほぼやらなかった。こんなテキトーな感じでいいのだろうかと思いつつも、2人のフリートークを聞いていると、場が温まっていく感じだ。そういえば、最近は拍手やリアクションの練習をあまりやらなくなっている気がする。観覧が初めての人や、テレビのお約束を知らない困ったちゃんがいたらどうするのだろう?

 いよいよMCの3人、マチャミ、あさこ、夏菜子が登場した。以前観覧した『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の時も思ったが、マチャミほっそ! 胸元のワッペンをめくって、すかさず「よろチクビ」をかますサービス精神だ。夏菜子ちゃんは、旬のアイドルオーラがビシバシ伝わってきて、女性のみの観覧客も思わず「かわいい~!!」と言ってしまう輝き。あさこには、ただただ親近感。彼女も、「浅倉南、38歳!」のネタで出てきた時は一発屋臭が漂っていたが、現在ではMCやレポートに安定感が漂っている。きっと始めからポテンシャルが高かったのだろう。

 今回のゲストは菊池桃子、照英、花田美恵子、岸本セシル。豪華なのか何なのかよくわからない感じだが、MCまで含め、いろんな女性のジャンルが見られるなぁという感じだ。しかし、花田美恵子がスタジオに入って来た時、一瞬誰だかわからず、観客席から「ん?」という空気が流れた。私は野々村俊恵(真の嫁)かと思った。質感が似ている。そんな美恵子のトークでは、優雅なハワイ暮らしのVTRが流れた後、マチャミが「なぜ今も花田姓なの?」とツッコんだ質問を投げ込んだ。無邪気を装って一番痛いところをサラッと突く、まるで町内会の事情通おばちゃんのようだ。美恵子も、若乃花との婚約当時は幼いというか、しゃべり方が独特でバッシングも受けたものだが、今ではずいぶんとしっかりとした語り口になっている。

 そんな美恵子トーク中に、地震が発生した。天井からぶらさがっているセットやライトが多いスタジオ内だけに、揺れがわかりやすい。少し収録が中断するも、落ち着いている出演者たち。「スタジオのライト、揺れますけど絶対落ちないんですよ」「1人でいるより、大勢でいる方が心強いですよね」と、客を安心させてくれるあさこ。地震が収まり、セットはまだ少し揺れているが収録が再開された。

 人気モデル・岸本セシルのトークでは、ももクロの大ファンというセシルと夏菜子が、その場でダンス共演するという贅沢さ。モノノフではない私でもテンションが上がる! こんなに近くで夏菜子の生ダンスを見られとはラッキーすぎる。ちなみに、セシルはももクロのメンバーでは、高城れにのファンだそう。これまで、スタジオに来たももクロファンのゲストに好きなメンバーを聞いても夏菜子は1度も選ばれたことがないらしい。全敗。それを自虐的に言っていたが、収録の合間にマチャミが小声で、「私の周りでは、夏菜子ファンが多いよ」とさりげなくフォローしていた。こんな優しさが、長らくメインMCを務めるゆえんかもしれない。

 この日のゲストは、桃子、照英、美恵子と子持ちが多かったので、それぞれの子育てトークも繰り広げられた。照英は想像通りの熱血ぶりで、愛する妻・愛する子どもたちへの思いを存分に語っていた。3歳の娘からもらって大事にしているという折り紙を披露し、その裏に書かれているメッセージ(子どもと照英以外には解読不能)を解説するくだりでは、ついに照英の涙腺が大決壊。照英は子育てトークから飛躍して、なぜか「一生懸命に生きるんだ!」という主旨で熱く語り始め、スタジオ中が意味不明の感動の渦に……。泣き虫先生の本領発揮である。

 さらに、涙もろいマチャミやあさこ、セシルまでもが泣きだし、そして普段は泣かないという夏菜子までもが涙。お客さんでも目頭を押さえている人もいる。……そうだ、一生懸命に生きなくちゃ! あぁ、今すぐ帰って私の家族を抱きしめたい!

 ……て、おい。

 なんだこのマインドコントロールは。危ない、危ない。私は泣かなかったぞ。そんな不思議空間と化したスタジオでは、アシスタントがハンカチを持ってきて出演者全員に渡すという展開になっていた。しかし、そこで「私は結構です」と唯一断っていた美恵子。ただならぬ肝の座りっぷりであった。

 ゲストを引き立たす番組構成のため、MC3人は必要以上に動くことも目立つこともなく、これといった特徴も掴めなかった感がある。しかし、アクの強いゲストが登場した時を考えると、このくらいの存在感が一番バランスが取れるのかもしれない。おかげで、照英と美恵子の相容れなさを知ることができたのだ。

観覧方法:公式サイトから応募
客層:20代~50代の女性
特典:ナシ

みかのはらミキ
漫画イラストレーター。1980~90年代好きで、有名人を「やや~最大に美化」して描くのが持ち味。「星ぽえ夢」スタッフとしては雑誌イラストや携帯コンテンツなどでも活動中。芸能愛に溢れるブログも絶賛更新中。

照英ってもうなんなの!?

しぃちゃん

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