"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第153回】

「カラオケ店で録音した歌声」エピソードが語る、華原朋美の切なさ


「週刊女性」12月11日号(主婦と生
活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第153回(11/27発売号より)

 相次いで事件を起こしている在日兵に異例の禁酒例が発令された。横須賀基地と佐世保基地がその対象らしい。最も問題の根深い沖縄でも、従来の夜間外出禁止が続行中だ。だが沖縄で外出禁止が起きた後にも、これを破り事件は続いていることから、小手先ばかりの禁酒令もどれだけ効力があるのかは疑問である。それにしてもまるで修学旅行中の高校生への指導のような内容に失笑してしまう。彼らは未成年並みのレベルなのか。それとも日本人を同じ人間と思わずに愚弄しているのか。アメリカにとって日本は相変わらず植民地だ。

1位「のりピー 専門家が緊急提言!環境の変化で忍び寄る薬物再使用『スリップ』の魔の手」(「週刊女性」12月11日号)
2位「独占!直撃インタビュー 華原朋美『しぶといですか? あんなことを起こしておいて…でも、歌いたい!』(「女性自身」12月11日号)
3位「杏 愕然!“カレ”姉マル秘“披露宴”の隣席は…なんと“恋敵”滝クリだった!!」(「女性自身」12月11日号)
※女性セブンは合併号のためお休み


 今週は“芸能界復帰”2連発である。1発目は11月24日に復帰会見を行ったのりピー(酒井法子)である。釈放後から比べても、やはり少し年を取った感は拭えず、周囲の期待に応えてか “のりピー”語を駆使している姿はちょっとイタかった。しかも、のりピー復帰会見は12月の舞台の製作発表も兼ねていて、さらに土曜日だったことから、ワイドショーなどでの扱いも覚せい剤事件当時のフィーバーぶりに比べると、余りにも小さいもの。“復帰する”という以外に、これといって話題やネタもなかったからかもしれないが、なんだか寂しい。

 女性週刊誌の扱いも予想以上に小さい。「自身」は巻頭グラビア1頁だけの扱い。「週女」はグラビア+2頁の特集記事を組んでいるが、しかし内容は覚せい剤の再使用やフラッシュバックという使い古された内容だ。もちろん覚せい剤は再犯率が高く、のりピーが再び覚せい剤に手を出してしまう危惧を持つことは当然だが、これをメインに持ってくるところが、これといって新情報がないという証明でもあり、悲しい。

 「週女」は依存症に詳しい専門家に、薬物再使用「スリップ」について解説させる。一度覚せい剤に手を出した人間は、風邪薬や睡眠薬を飲んだ後に脳内の状態がおかしくなり、時に攻撃的に、時に優しくなるなど人格がコロコロ変わる危険性があるという。人格が変わっても自覚はなく、反省もない。一般的にこうした人格解離を処理しないと職場復帰を勧めない。だが、現在のりピーはこの処理ができていない可能性がある、として今後を憂うのだ。確かにおっしゃる通りではある。過去、芸能界でも覚せい剤で再逮捕されたケースは多い。でも改めて、しかも“緊急提言”などと仰々しく指摘されるほどのことではない。「覚せい剤やめますか? それとも人間やめますか?」という昔懐かしのCMが存在したことからも、一般ジョーシキである。だが、それを仰々しくしなければのりピーネタで2頁は持たなかった。仕方ない。そんな「週女」の“悲しい”のりピーネタだが、さらに悲しい情報もあった。

 「復帰舞台のチケットが売れていない」

 既に11月10日から販売が開始されているが、ネットでも話題になるくらい売れていないらしい。スキャンダルという他人の不幸には食いつく野次馬は多かったが、復帰をお祝いするほどの熱心なファンは少なかったのか。初公判の傍聴券を求め、雨の中6,600人も並んだ情熱はどうした!? 日本中がこの話題一色だったのを忘れたのか!? 金を払っての舞台など見る必要はない!? 調べてみると確かにガラガラなので、1枚買った。安い方のA席7,500円也。だって、のりピー事件は逃亡劇あり、ダメ夫あり、家庭崩壊あり、母子物語あり、スポンサーの死あり、ダメ大学ありと盛りだくさんで、大層楽しませてもらったから。あの騒動は7,500円くらいの価値は十分あったと思う。だから今回、1度だけは信じてみたい。2度目はないけど。

 2発目の復帰は、奇しくものりピー復帰会見前日の23日に直筆の文書で復帰を発表した華原朋美である。薬物依存、ドタキャンや奇行などで“お騒がせ”を続けた朋ちゃんが芸能界を事実上引退したのは2007年。あれから5年、復帰の舞台は12月5日放映の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)だという。そんな朋ちゃんの独占インタビューをいち早くゲットしたのが「自身」である。「自身」は、引退中の朋ちゃんに思い出したかのように何度か接触、近況を報告してきた。そうした繋がりがあったからだろう。前フリとして「(復帰)情報を独自キャッチした」と発表前に復帰情報を知っていたこと、さらには復帰発表の十数時間前の午前中に朋ちゃんを直撃したことを自慢そうに記しながら、インタビュー記事は始まっている。

 「しぶといですか? あんなにご迷惑なことを起こしておいて」「でも私は歌いたい!」「人生いろいろあるけれど、やり直しがきくということを、私が伝えていけたら」「タバコをやめて、体を動かしているおかげで、昔の歌声が戻った」「(小室哲哉について)連絡ですか? とっているわけありませんよ」――。

 「自身」が意気込むほど、インタビュー自体に内容はない。しかし芸能マスコミにおいては「華原朋美に直撃し肉声をゲットした」という事実が大切だ。振り返れば、のりピー以上に朋ちゃんには楽しませてもらった。小室哲哉と付き合っていた97年、新宿のホテルで小室との大喧嘩&救急車騒動に始まり、自殺未遂とうわさされたガス中毒事件。自宅ロビーでの昏倒。無期休養に白馬に乗っての復帰会見。精神安定剤の大量摂取に、深夜の歌舞伎町で意識障害&警察沙汰。男を見る目がなく元カレ(加護亜衣の恋人)は逮捕。ボランティアに介護、ダイエットなどなど、ちょっと切なく、憎めないキャラ全開だったから。そうしたキャラを踏まえつつ、引退中にもかかわらず朋ちゃんを追い続け、彼女の“語録”を掲載し続けた「自身」はある意味偉い。

 今回の復帰でも、また朋ちゃんらしいエピソードを提供してくれている。朋ちゃんは復帰に当たり、事務所社長に現在の歌声を聞かせたらしい。その際の録音は「カラオケ店で録音した歌声」。切ない朋ちゃんならではのエピソードである。だから嫌いになれない。38歳となった朋ちゃんに今度こそ成功を、と願わずにはいられない。

 3位は、ちょっと不可解で怖い芸能人三角関係だ。小澤征悦は凄い血筋の俳優だ。父は世界的指揮者、母はモデル、姉はエッセイスト、従兄弟はミュージシャンのオザケン(小沢健二)。しかも征悦はモテモテだ。恋人はこれまた世界的俳優の渡辺謙の娘・杏で、小澤家公認の恋人だといわれていた。そんなフィアンセ的存在がいるのに、09年に征悦に滝川クリステルと8時間デート&マンションお泊りデートが発覚。だがしかし、その後杏は滝クリから征悦を奪還、と思いきや、今度は滝クリが杏から再奪還!――と混沌とした三角関係が伝えられていた。征悦、杏、滝クリと『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)真っ青の “顔が濃い”3人の、しかも気の強そうな女たちの怖ーい関係である。

 そして今回「自身」が報じたのは、そんな3人が恐怖の鉢合わせ現場だった。なんでも征悦の姉でエッセイストの征良(40)が結婚式を行ったのだが、征良は杏と滝クリ双方ともに友人関係にあった。だから2人とも結婚式にご招待。しかも披露宴で杏と滝クリは隣同士! しかも当事者である征悦は司会進行のため不在! しかし、そんな不穏な空気からか滝クリは仕事を理由に30分で退席したらしい。滝クリなき後、杏のテンションは急上昇で「私は小澤家の嫁よ」とばかりに盛り上がっていたという。手に汗握る恐怖の展開記事であったが、問題は姉の征良だ。事情を知っているはずなのに、弟の恋敵2人を招待するとは、どんな神経の持ち主なのだろう。それを黙って容認する弟・征悦もどうかしている。上流階級のお嬢様とお坊ちゃまは世間ズレしていないのか、はたまた下々とは神経回路が異なっているのか。空気が読めないアッパークラス姉弟の“非常識物語”であった。

薄めてっ! 薄めてってば!

しぃちゃん



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