[連載]安彦麻理絵のブスと女と人生と

ママの仮面を脱ぎ捨てた「女のしゃべり場」、息子の包茎問題で本音炸裂

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(C)安彦麻理絵

 先週土曜日、夜、保育園のママ友の飲み会があった。

 ……ママ友。はっきり言って、世の中の「ママ友」というものに対するイメージは「悪い」はずである。かく言う私も、「ママ友」には良いイメージは持っていなかった。「表面的なお付き合い、腹の底の探り合い、自慢話、見栄の張り合いetc etc……」。ママ友ってそういうもの、そんなふうに世間は思っているはずである。なにしろ、だいぶ前にはママ友がらみで殺人事件もあったくらいである。できることなら、あんまり関わらずにさりげなくスルーしたい、そんなふうに思ってる女は多いはずなのだ。正直なところ、私だって今までそう思ってた。

 ……が。

「それって、もしかしてもったいないのでは!?」

 と、今回のママ友飲みに参加して、私は思ったのである。そう考えが変わるくらい、この、初めてのママ友飲み、楽しかったのである。

 私が思うに、ママ友同士の関係をめんどくさくしないコツは、「カッコつけない」、これに限ると思う。どう思われるか、とか気にしない。要するに、いいお母さんぶるのをちょっとやめた方が、みんなホッとするらしいのである。大体、誰かがチョロっと、ケツの穴さらすような「腹割りトーク」を始めると、「え!! そういう話題、OKなんだ!?」と、次から次へとみんな、目をキラーン! とさせてうれしそうに腹を割り始めるのである。そうなってしまえば、後はもうオートラン、「いい加減にしろよ」と誰かが止めに入らない限り、女は暴走し続ける。そういうもんなんだ、と、今回の飲み会で私はつくづく思った。参加人数10人くらい。

 ママの仮面を脱ぎ捨てた女って、おもしろすぎる。女のしゃべり場、本音炸裂。まるで「パチンコ屋にでもいるんじゃないか」ってくらいの声の洪水、ほんとにもうみんな、しゃべるしゃべる。「息子のポコチンの包茎問題」「それぞれのダンナとの出会い」「お気に入り愛用コスメ」「亭主以外に誰か好きになったことがあるか」「石原都知事ムカつく」などなど、話題は果てしなく広がり、2次会では誰かが「セックスが好きになれない」と言えば「忙しくてヤッてる余裕なんてないよね!!」などと賛同の声も上がり、シラフだったら絶対聞けないような、相当食い込んだ内容にまで話題は及んだ。

 そして気が付けば、なぜかみんなが、私を家まで送り届けてくれると言う(そんだけ酔ってたという事こと?)。コンビニで酒を調達して、道中、皆で飲みつつ歩きながら、またしても「女のしゃべり場」……今思えば、相当近所迷惑だったのではないかと思われる。しかし、私は楽しかった……今まで妊婦生活やら新生児の育児で相当色んなものがたまってたのであろう。なんだかものすごく、笑って騒いではしゃいでいた。こないだまでニンプやってたのに、今こうして、またこんなふうにしてられるのが不思議で仕方がなかった。時間がたつのって、ほんとにあっという間なんだって思った……というわけで。

 朝。気が付くと私は、家の便所で寝ていたのであった。猛烈な二日酔い。ゲロを拭いたトイレットペーパーがあちこちに散らばり、腕には謎の青アザ。そして後頭部にも激痛。触るとたんこぶができている……玄関には小銭と携帯電話とタバコが散乱し、そして。前夜の飲み会で己がやらかしたことを思い出し赤面&顔面蒼白……ていうか、思い出せない部分も多数。当然、自己嫌悪……これ、42歳の子ども4人いる女の酒の飲み方か? いい加減もう、こんなんじゃマズイだろう。ハタチやそこらの若い娘ならまだしも、42歳の中年女がこのザマって……。

 私の帰宅に子どもらは喜んでいたが、夫はそれから2日くらい口を利いてくれなかった。

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