若者向けに振り切った?

『ゼイチョー』初回は2020年代ワースト更新! 日テレ土曜ドラマ視聴率ランキング【2023年10月最新】

2023/10/21 12:00
サイゾーウーマン編集部
Sexy Zone・菊池風磨の画像
3期連続主演は働きすぎ~!(写真:サイゾーウーマン)

 Sexy Zone・菊池風磨が主演を務める日本テレビ系「土曜ドラマ」枠の連続ドラマ『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』が、10月21日に第2話を迎える。同14日に初回世帯平均視聴率5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と物足りない数字でスタートを切ったが、「そもそも同枠のドラマは近年世帯視聴率が右肩下がりになっている」(芸能ライター)という。

 菊池にとって、ゴールデンプライム帯の連ドラ初主演となる同ドラマは、慎結氏によるコミック『ゼイチョー!~納税課第三収納係~』(講談社)が原作。菊池演じるドラマ版主人公・饗庭蒼一郎は、市役所納税課に勤務する“徴税吏員”で、新人の百目鬼華子(山田杏奈) とともに税金滞納者から取り立てを行うという役どころ。

「菊池といえば、今年4月期の『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)で倉科カナとダブル主演し、7月期の『ウソ婚』(フジテレビ系)でも主演。そして『ゼイチョー』で、異例の“3期連続連ドラ主演”となりました。昨今、菊池はメディア露出が相次ぎ、ブレークしているのは間違いないですが、残念ながら世帯視聴率は、2ケタ台には遠く及ばない数字でのスタートとなってしまいました」(同)

昨今のドラマ界では“手堅い”刑事モノで大爆死

 日テレ「土曜ドラマ」枠は、「若者視聴者にターゲットを絞り、世帯視聴率は度外視している可能性もある」(同)が、それにしても昨今、数字の落ち込みぶりは顕著だという。

「2020年1月期から23年10月期まで、同枠放送の連ドラは計15作。初回2ケタの好スタートを切れた作品は半分もなく、さらに、『ゼイチョー』を除く14作のうち、全話平均でも2ケタ台を獲得できたのはたった1作です」(同)

 20年以降の日テレ「土曜ドラマ」枠で最も好成績を残したのは、20年1月期に天海祐希が主演を務めた『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』。15作の初回視聴率を成績順に並べると、『トップナイフ』の初回13.0%が1位。さらに全話平均も11.3%と15作の中で唯一の2ケタ台だった。

 初回視聴率ランキング第2位は、KAT-TUN・亀梨和也主演で21年1月期に放送された『レッドアイズ 監視捜査班』で12.4%。全話平均は9.8%だったが、それでも『トップナイフ』に次ぐ記録となっている。

「『トップナイフ』『レッドアイズ』もそうですが、近年ドラマ界では医療モノ、刑事モノが“手堅い”といわれています。確かに刑事モノでいうと、『ボイスII 110緊急指令室』(唐沢寿明主演、21年7月期)は初回11.3%、『未満警察 ミッドナイトランナー』(Sexy Zone・中島健人と元King&Prince・平野紫耀のダブル主演、20年7月期)は初回11.2%と、出だしは好調でした。ただ、それぞれ全話平均は8.9%、9.4%で2ケタ割れしています」(同)

 また、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~Season 1』(ディーン・フジオカ主演、22年4月期)は、初回8.3%、全話5.7%。林遣都と仲野太賀がダブル主演した『初恋の悪魔』(22年7月期)に至っては、初回6.6%だった上、全話平均は4.7%と大爆死。現時点で、20年以降の同枠ワーストの成績となっている。

「一方医療モノだと、『逃亡医F』(成田凌主演、22年1月期)、『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(Kis-My-Ft2・玉森裕太主演、22年10月期)、『Dr.チョコレート』(坂口健太郎主演、23年4月期)が同枠で放送されたものの、いずれも1ケタ視聴率を連発。特に『祈りのカルテ』は初回6.6%で発進して全話平均も6.4%と、特に話題にならずに終わってしまった印象です」(同)

 なお、この日テレ「土曜ドラマ」枠では『ボイスII』の初回以降、2ケタ視聴率は出ていない。

「実力派俳優として評価する声も多い柳楽優弥を主演に起用した『二月の勝者-絶対合格の教室-』(21年10月期)や、人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔主演『大病院占拠』(23年1月期)といった作品は、業界内で注目作と目されていたものの、やはり1ケタ台を推移。ちなみに今年の同枠ドラマの中では、『大病院占拠』の全話平均7.1%が現時点でトップです」(同)

 『ゼイチョー』の初回視聴率5.9%は、20年代からの15作の中で最も悪い成績だった。第2話で少しでも数字を上げ、挽回していけるだろうか。

2020年代日本テレビ系「土曜ドラマ」枠の連続ドラマ初回視聴率ランキング

1位:『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(天海祐希主演、20年1月期)13.0%

2位:『レッドアイズ 監視捜査班』(KAT-TUN・亀梨和也主演、21年1月期)12.4%

3位:『ボイスII 110緊急指令室』(唐沢寿明主演、21年7月期)11.3%

4位:『未満警察 ミッドナイトランナー』(Sexy Zone・中島健人と当時King&Prince・平野紫耀のダブル主演、20年7月期)11.2%

5位:『35歳の少女』(柴咲コウ主演、20年10月期)11.1%

6位:『二月の勝者-絶対合格の教室-』(柳楽優弥主演、21年10月期)9.2%

7位:『コントが始まる』(菅田将暉主演、21年4月期)8.9%

8位:『Dr.チョコレート』(坂口健太郎主演、23年4月期)8.6%

9位:『逃亡医F』(成田凌主演、22年1月期)8.4%

10位:『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~Season 1』(ディーン・フジオカ主演、22年4月期)8.3%

11位:『大病院占拠』(嵐・櫻井翔主演、23年1月期)7.2%

12位:『初恋の悪魔』(林遣都と仲野太賀のダブル主演、22年7月期)6.6%

12位:『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(Kis-My-Ft2・玉森裕太主演、22年10月期)6.6%

14位:『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(松岡茉優主演、23年7月期)6.5%

15位:『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(Sexy Zone・菊池風磨主演、23年10月期)5.9%

2020年代日本テレビ系「土曜ドラマ」枠の連続ドラマ全話平均視聴率ランキング【2023年10月最新】

1位:『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』11.3%

2位:『レッドアイズ 監視捜査班』9.8%

3位:『未満警察 ミッドナイトランナー』9.4%

4位:『35歳の少女』9.1%

5位:『ボイスII 110緊急指令室』8.9%

6位:『コントが始まる』7.6%

7位:『二月の勝者-絶対合格の教室-』7.5%

8位:『逃亡医F』7.4%

9位:『大病院占拠』7.1%

10位:『Dr.チョコレート』6.7%

11位:『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』6.4%

12位:『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』5.9%

13位:『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~Season 1』5.7%

14位:『初恋の悪魔』4.7%

現在放送中:『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』

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最終更新:2023/10/27 12:30
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