コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

ryuchellはまるで「昭和のお父さん」――pecoとの離婚後、失望する人が多い理由

2023/01/27 09:00
仁科友里(ライター)

 pecoは昨年のクリスマス、インスタグラムで「もちろん家族みんなでクリスマス過ごすはずが、どうしても急遽ダダが過ごせなくなってしまって残念やったけど、ダダへの『来年はいっしょに過ごそうね!』というポジティブでやさしい声かけにまたほっこり。そんなクリスマスでした」とryuchellの不在を明かした(現在、この記述は削除されている)。

 いろいろ事情はあったと思うが、お子さんが楽しみにしていたであろうクリスマスにパパが不在とは、“芸能人として”のイメージを下げる結果となったのではないか。

 婚姻を解消しても、見た目が変わっても、元妻をいたわり、子どもを第一に考えている姿が垣間見られれば、ryuchellは「新しい家族の形」を実践していると称賛されただろう。しかし、数少ない情報で判断するなら、今のryuchellから受ける印象は、お子さんと一緒に暮らしながらも、子育てを元妻にまかせ、ファッションや外出の自由は謳歌するという“いいとこどり”。もっというと、パートナーに育児を押し付けて、自分は遊び歩く“昭和のお父さん”のように感じてしまうのだ。これは結婚していた時のryuchellと真逆の姿だけに、失望する人も多いと思われる。

 「男性が好き」と打ち明けたとき、ryuchellのお母さんは混乱したが、理解してくれたそうだ。そんなお母さんについて、ryuuchellは「愛をちゃんとくれた」と『サンデー・ジャポン』内で話していた。自分が抱いた印象にバイアスがかかっていることは否めないが、元妻や子どもについての愛は口にしないけれど、母親のすごさについて能弁なのも、なんだか昭和のマザコン男のように思えなくもない。

 今のryuchellが愛を注がなくてはいけないのは、お子さんである。加えて、一緒に子育てをするpecoのことをねぎらわらなくてはいけないはず。なので、今は自分について発信することは少し控え、大切な2人への思いを語るほうが、世間に「新しい家族の形」と認められる確率が高くなるのではないか。そんな余計なことを考えたりした。

 

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2023/01/27 09:10
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