コラム
【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由

“主人公タイプ”の夫との完璧な結婚生活のはずが……婚外恋愛から離婚に至った彼女が「守ってよかったもの」

2021/11/14 16:00
いしいのりえ

「結婚してからも共働きでした。彼は『フルタイムの正社員じゃなくて、週に数日勤務の派遣社員でもいい』って言ってくれていたんですけど、覚えたての仕事は楽しかったし、私自身が『仕事も家庭も完璧でありたい』っていう、理想像を思い描いていたんですよね……家事は全て私が担当していました。彼には一切家事をさせたくなかったので、何度も家事の分担を提案されても拒絶していました。貯蓄を増やすために完璧に働いて、掃除洗濯も完璧にこなして、彼が自分を見つけるきっかけになった、おいしいご飯を毎日作る……思い返すと、彼にとっての『我が家』は、ものすごく窮屈だったと思います」

 次第に、元ご主人の帰宅時間が遅くなり、夕食を外で済ませてくることが増えてくる。

 光希さんは、元ご主人の浮気を疑うようになった。

「当時はガラケーでしたから、浮気相手とメールのやりとりがあるんじゃないかと思って、彼がお風呂に入っている間に携帯電話を開くんですよ。そうすると、暗証番号のロックがかかっていて。それだけで『浮気している』って勘繰ってしまう。些細な彼の行動一つ一つを分析して、想像して、勝手に『彼が浮気をしている』と思い込むようになりました」

 そこから、光希さんの婚外恋愛生活が始まる。

 きっかけは、元ご主人が浮気をしているという「妄想」の延長であった。

「出会い系サイトに登録して、条件に見合う人と浮気を繰り返すようになりました。彼が浮気をするのは私がこんなことをしているからだ、やっぱり彼と私は釣り合わない、と、自分を納得させたかったんだと思います」

 しばらくして、光希さんの浮気生活は元ご主人にバレてしまう。スマホのメッセージのやりとりが発覚したのだ。

「当時のスマホは相手からメッセージが届くとメッセージの内容が数行画面に表示される仕組みでしたので、たまたま彼がそれを見て問い詰められました」

 一晩中話し合いをした結果、光希さんが疑っていた元ご主人の浮気は全くなかったという。

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