【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由

“主人公タイプ”の夫との完璧な結婚生活のはずが……婚外恋愛から離婚に至った彼女が「守ってよかったもの」

2021/11/14 16:00
いしいのりえ
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(C)いしいのりえ

 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃないか? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。

 別れてから数年たって、以前の恋人のことを振り返ると「惜しいことをした」と感じる人は少なくない。過去の恋愛を思い出すのは、大抵「今」がうまくいっていないからだ。

 そして、気持ちが満たされないまま過去の恋愛を振り返ると、取り返しがつかない状況に陥ることが多い。

「後悔しています。ものすごく。それに、あんなバカなことをするくらい、当時の私は彼に狂っていたんだなと思います」

 光希さんは俯きながらそう呟いた。

 光希さんは30代後半。20代前半の頃、高校時代の同級生と結婚した。

「同じ高校の部活カップルの結婚式で再会しました。彼も私も同じ運動部で、部活仲間同士がとても仲が良くて、在学中も卒業後も、部活内でくっついたり離れたりしてました。彼とは在学中も数カ月付き合ってましたが、本格的に交際を始めたのはその結婚式がきっかけ。地元を離れた者同士ということもあって、妙に盛り上がってしまって……交際から一年もたたないうちに結婚しました」

 大勢の輪の中で聞き役になる光希さんとは違い、最初のご主人は華があり、人を巻き込むのが上手なタイプだったそうだ。

「今の言葉で言うと、私は『モブキャラ』でしたから……物語の主人公になるタイプの彼が私を選んでくれたのは今でも考えられません。同じ部活の仲間を呼んだ結婚式は私史上最高のクライマックスでしたね」

 光希さんにとって「手が届かない存在」であった元ご主人。しかし彼は光希さんのことを「ずっと見てくれていた」そうだ。

「彼は母子家庭でした。だから、私が持ってくるゴハンに憧れていたそうなんです。部活の練習がハードだったので、男女ともに練習が終わるとコンビニの惣菜パンなんかを食べながら、おしゃべりするのが練習後の日課だったんです。でも、そんな中で私は朝、自分で握ったおにぎりを食べてました。昔から料理が好きで……具に卵焼きと唐揚げを入れた大きいおにぎり。それを頬張ってる姿を見ていたって。めちゃくちゃ恥ずかしかったけど、うれしかった」

 光希さんに対して「理想の家庭像」を見ていた元ご主人だが、結婚して数年後、夫婦の間に綻びが生じはじめる。

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