コラム
[再掲]仁科友里「女のための有名人深読み週報」

瀬戸内寂聴さんが“悩み相談の達人”として人気だったワケ――「いい適当さ」を振り返る

2021/11/18 21:30
仁科友里(ライター)

 6月1日放送の『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)に、瀬戸内とタレント・矢口真里が出演した。瀬戸内が出演を決めた理由は、「えみちゃん、大好きなの」と語るほどの上沼ファンだからだそうだが、話題はまず“矢口の再婚”へ。矢口は、俳優である夫(当時)・中村昌也のいない隙に、自宅にオトコを連れ込んだところ、予定外に中村が帰宅。オトコをクローゼットに隠したものの、結果バレてしまうという“クローゼット不倫”で離婚に至った。矢口は活動停止を余儀なくされるが、その後、不倫相手と交際を続け、再婚を果たした。

 上沼は、この結婚はうまくいかないと予想する。不倫が配偶者にバレると、交際が終わるのはよくある話だが、矢口は交際を続けた理由を「彼と家族しか支えがなかったから」と説明する。上沼いわく、「入院中においしい弁当を届けてくれた人と婚約したら、別れる」のだそうだ。これはつまり、病院のまずい食事に比べたら、差し入れしてくれる弁当ははるかにおいしい。しかし、退院していろいろなものを自分の足で食べにいけるようになったら、差し入れ弁当のおいしさやありがたみは薄れてしまう……というわけである。

 このほかにも、元モデルである矢口の現在の夫が、騒動の余波を受けてサラリーマンになったことに対し、上沼は「サラリーマンは務まらない」と断言。また夫の経済状況に合わせて、これまでの半分以下の家賃のマンションに住んだり、生活費を折半していることに対しても、「無理している(から別れる)」と繰り返していた。

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