コラム
【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

眞子さまの結婚生活の行方は? エリート夫が愛人女性と“変死”……夫婦生活で不幸相次いだプリンセス

2021/09/04 22:00
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

堀江 このお酒というファクター、後に起きる“悲劇”を知っている者としては、不吉の前兆を感じずにはいられないのですね。

 例の59年の「週刊読売」の記事にも触れられているように、当時で約9年間の結婚生活の間に、お二人に「はじめは流産、つぎは生後間もなく死亡」など、お子様関係の不幸が相次いで起き、それ以来、「おめでた」と呼べることは起きていなかったのです。

 「これが幸福な鷹司家における唯一の不しあわせである」と記事はサラッと言っていますが、お二人の間に何か、深刻なトラブルがその後、発生していたようなニオイがするのです。

――思わせぶりな言い回しですね。もったいぶらないで教えてください!

堀江 「心中だった」と考えられる死を鷹司平通さんは、バーのマダムだった女性と迎えてしまっているのですね。昭和天皇の愛娘の夫の死ということもあり、各新聞では「事故死」という報道になっていますが、読売新聞は「変死」とハッキリ報道しています。

――ええっ!?

堀江 夫の死を知らされた和子さんの取り乱し方は激しく、宮内庁から入江相政侍従が即座に派遣されたそうです。

 事件が起きたのは、66年(昭和41年)1月のこと。1月26日、和子さんと暮らす自宅の徒歩圏に住んでいる、愛人女性・前田美智子さんの家から鷹司さんは戻らず、28日夕方、彼女の家で、しかも二人とも「全裸で」亡くなっていることが判明したのです。

 前田さんは、鷹司さん行きつけのバー、銀座「いさり火」のマダムであり、千駄ヶ谷の鷹司邸の近所に住んでいました。これが偶然、もともと近所だったとは考えにくいですよね。

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