コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

『ゴゴスマ』を成功に導いた石井亮次アナ、「天狗になっていない」アピールの危険度とは? 視聴者の共感を得る“今どきの謙遜”

2021/08/12 21:00
仁科友里(ライター)

 8月11日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に出演した石井亮次アナウンサーがいい例だ。彼は元CBCのアナウンサーで、『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)の司会者である。同番組は13年の開始時こそローカル放送だったが、今や高視聴率番組となり、全国進出を果たした。番組を成功させたからか、20年にフリーに転身している。 
 
 そんな石井アナは、今年7月4日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、人気者になり天狗になったと思われないように、低姿勢を心掛けていると話していた。フリップを指すときに腕が映るが、高級時計をつけていると視聴者の気が散るため、あえて980円の安物の時計をつけ続けるという。 
 
 私には、こういう行動のほうが嘘くさく感じるし、プライドが高くて面倒くさい人だと思うが、おそらく善良なる視聴者のみなさんにはウケる、効果的なアピールなのだろう。しかし、なんでもかんでも自分や身内を下げておけばいいというわけではないはずだ。 

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