高校2年生の「英語発音指導士(R)」加藤博人氏がジャッジ!

木村拓哉、海外ドラマ出演で「英語の発音」は……? 英語発音指導士が“ペラペラ芸能人”を辛口ジャッジ! 

2021/06/16 15:00
サイゾーウーマン編集部

 6月16日、大型国際ドラマ『THE SWARM(ザ・スウォーム)』に木村拓哉が出演すると発表。深海に潜む知的生物と人類の戦いを描く“SFサスペンス”で、木村は海洋問題に取り組む「ミフネ財団」の創設者である、アイト・ミフネ役に抜てきされた。なお、セリフは“全編英語”になるという。

 2004年にドイツで発表され、国内だけで450万部を売り上げた同名小説を原作にした同ドラマ。映像化の製作総指揮を務めるのは、日本でも話題になった海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』を手掛けたフランク・ドルジャー氏で、情報解禁にあたって「アイト・ミフネ役に木村拓哉さんという知性と威厳を兼ね備えた素晴らしい役者さんと出会えたことは大きな喜びです」「日本最大のスターの一人と仕事ができることを本当に楽しみにしています」などとコメントを寄せている。

 日本では、22年に動画配信サービス「Hulu」で公開予定だが、ネット上では早くも「木村くんが海外ドラマ出演!? ビッグニュースだ!」「ぜひ海外作品に出てほしいと思ってたから、本当にうれしい!」など、ファンから期待の声が続出。その一方で、「キムタクの演技は海外で通用しないだろ……」「日本にはもっといい俳優がいるのに、なぜキムタク?」などと疑問を訴える人や、「キムタクって英語しゃべれるの?」「全編英語!? キムタクの英語が通じるとは思えないんだけど……」と木村の“英語力”を不安視する声も多い。

 そこで、「英語発音指導士(R)」の加藤博人氏に、木村ら“英語ペラペラ芸能人”発音をチェックしてもらった記事を、あらためて掲載する。


 日本国内では、芸能人が英語を話していると「すごい!」「ペラペラ!」と尊敬され、英語っぽく聞こえていれば「発音すごい!」と評価してもらえるだろう。必死で覚えてきた英語の文章を暗記してしゃべるだけでも、「流暢な英語であいさつした」と絶賛されるのが通例だといえる。しかし、プロの耳からすれば、それらが本当にきれいで正しい発音とは認められない場合もあるだろう。

 そこで、英語ペラペラ芸能人の発音は本当に正しくきれいなのか? 英検1級、TOEIC(R)980点、TOEICリスニング・セクション30回連続満点の最年少「英語発音指導士(R)」高校2年生の加藤博人氏に芸能人の発音を辛口チェックしてもらった。

工藤静香&木村拓哉夫妻を比較

 まずは、お子様たちをインターナショナルスクールに通わせているセレブママの代表、工藤静香の英語から。2007年11月放送の『英語でしゃべらナイト』(NHK)に出演した時の英語を聞いてもらった。

「イントネーションも発音も、週に1回40分×5年間くらい英語を勉強してきたレベルです(つまりヘタ)。不自然な巻き舌が耳障り。全体的に語尾を伸ばしすぎです。たとえば『アイム ア シンガー』という際、singerという単語の語尾が長すぎます。シンガァアア~な感じです。全体的に語尾を上げて伸ばしてしゃべるのは、英語に自信がない人の特徴ですね」

 では、夫の木村拓哉はどうなのか? キムタクも「英語が上手」というウワサがある芸能人の1人ではある。

「静香さんよりは良いですね。日本語のしゃべり方と英語のしゃべり方が似ています。不自然な巻き舌などはなさそうですね。ただ、発声はいまいちですね。英語発音特有の口の筋肉を使うことができていません。アメリカ英語は特に、おなかから声を出す感じなんですが……それができてないですね」

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