コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

Kōki,、ヴァレンティノCM炎上をスルー……木村拓哉と工藤静香の娘に必要なのは「自分の言葉」で語ること?

2021/04/01 21:00
仁科友里(ライター)

 Kōki,はインターナショナルスクール出身で、英語が堪能だそうだ。日本の芸能界から世界デビューを見据えての静香の教育方針だったのかもしれないが、モデルとして世界でやっていこうとするのなら、アジア人はどうしても体格面でハンディがある。そんな中Kōki,は、中国でも活動を始め、ファッション誌や大手企業の広告に起用されているそうだ。人口が多いアジア圏に売って出るのは名案だろう。しかし、中国でも大人気の「木村拓哉」の娘ではなく、Kōki,個人として今後も仕事を取っていこうとするのなら、したたかな中国人に渡り合える発言力は必要不可欠だ。

 Kōki,はかつて「BVLGARI AVRORA AWARDS 2018」にブルガリ・アンバサダーとして登場し、「どんな女性になりたいか」という質問に対し、「母のような女性になりたい。いつも私のことを考えていてくれて、ものすごく大好き」と答えている。静香が最強の味方であることは疑う余地はないが、静香の従来のやり方が、いつまでも通用するわけでないのも事実。18歳を迎えたKōki,は家族と仲良くしつつ、自分の売り方を自分で探す時期に来ているのかもしれない。

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2021/04/01 21:00
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