キンタロー。に“モンペ”批判が殺到、娘の怪我にパニックでブログ連続投稿し炎上続く

　お笑いタレント・キンタロー。のブログが炎上している。

　キンタロー。は3月12日、1歳の娘が預け先で転んで怪我をしてしまったとブログで報告。＜正直なんで外なのに手を離したのって　頭の中モヤモヤもしてしまいました＞＜どんな状況だったのか話を聞いても　何で？ 何で？ って頭の中でやってしまいまして＞＜もっと預ける時に説明すれば良かったかな＞など、預け先への不満を綴っていた。

　ブログの読者からはキンタロー。に共感する声もあったが、保育士の人員不足や低賃金での過重労働が問題視される中での不満吐露に、ネット上では「この投稿を見た保育士さんは、凄くショックだったと思う」「転ばない幼児、子どもなんてどこにもいない」「こんなん言われるならどこも受け入れたくないだろう」「モンペ（モンスターペアレント）すぎ」「ブログに書くのは反則」など、批判が続出。キンタロー。の言い分を、預け先への“いちゃもん”だと解釈し、たしなめる声が多く上がった。キンタロー。のInstagramのコメント欄も、この件への批判で埋め尽くされている。

　また、保育士と名乗る人々からも「子どものケガはある程度は日常茶飯事ですよ」「子どもから手を振りほどかれることもあるのに無茶言わないでほしいです」「だったら自分で面倒をみて」といった意見がネット上で多数出ている。

　批判が殺到したことを受け、キンタロー。は14日、＜お騒がせしてすみません＞と題したブログを投稿。＜行き場のないモヤモヤ＞をブログに書いてしまったことへの反省の弁を述べた。

＜預かって貰った場所も
すぐに連絡くれましたし
病院連れてみせにいってくれてましたし
報告もありましたし
冷やしてくれていたみたいだし

そんな
もちろんわざとな訳でもないのだし
謝られていたし

誰も責めることはできない状況でした＞

＜それでも行き場のないモヤモヤが
あり
何よりこうして私が心配で
ブログに書いてしまったら
反響大きくて
迷惑かけてしまったかなと反省してます＞

　しかし、やはり娘が怪我をしてしまったことへのショックは大きかったようだ。

＜せめて
土だったらとか
考えたらきりなくて
都会だからそんな庭付きの預かる場所も、、
そんな所ないし
心配性の性格もありますので
このままの性格では
田舎に引っ越さないと
解決できませんので
私も考えを もう少し
ドンと構える方向に行けるようにしたいです。＞

　すると、このブログ投稿にも、「田舎でも同じだと思う」「炎上したから謝っただけで反省してない」など批判的な意見が噴出。キンタロー。は15日にも＜反省＞と題した記事を投稿し、再度、謝罪をした。

＜反響が大きすぎて
自分も本当に日にちがたつにつれて
怖くなってきました。
お騒がせしてしまい
本当に本当にごめんなさい＞

＜旦那にもこっ酷く怒られました
何より
身近な方々、預けて見てくれた方々に
嫌な気持ちにさせてしまった事が
本当に申し訳なく思っています。＞

＜もう少し自分が影響力がある立場なのだと
自覚して参ります＞

若槻千夏も小学校教員への苦情で炎上
　保育園や幼稚園に加え、小中高といった教育の現場でも、人手不足や教師の過重労働の問題が浮き彫りとなっている。そういった背景から、今回のキンタロー。の発言しかり、教育現場に過剰に責任感を押し付ける芸能人の発言は炎上につながりやすい。タレントの若槻千夏も炎上した芸能人のひとりだ。

　若槻は2019年、教員不足問題を特集した『news zero』（日本テレビ系）にコメンテーターとして出演。スタジオには現役の小学校教師も出演し、教師の負担を減らすために18時以降は電話に出ないなどの対応策を講じていると明かした。すると若槻は、＜何かあったらどうするんですか？　もし子どもが帰ってくるのが遅くなって心配になって、見つからない時に学校に電話をするのが親だと思う。それも対応してくれないってことですか＞と反論。教師は＜子どもが帰ってこないのであれば警察が対応します＞と説明したが、若槻は納得がいかなかったようで＜えー、寂しい＞と嘆いた。

　この一連の発言が原因で若槻は炎上。後日、自身のInstagramで＜この度は、自分の発言により、先生や先生に関わる方々、また視聴者の皆様に大変不快な思いをさせてしまう内容に至ってしまいました。軽はずみな発言を反省しています＞と謝罪の弁を述べるに至った。

　なかなか収まらないキンタロー。の炎上騒動。ただ、彼女自身、預け先を責めたいわけではなく、「自分が仕事をせずに娘につきっきりでいるべきなのではないか」という葛藤や、自己嫌悪に苛まれているのかもしれない。多かれ少なかれ、働く母親たちが陥る苦悩だ。キンタロー。もまだまだ親として新米。彼女を叩くばかりでなく、温かい目で見守ってあげてほしい。