コラム
知られざる女子刑務所ライフ109

「のりピーは大丈夫」と元女囚が言い切るワケ——更生に必要な「居場所」と「役割」

2021/01/24 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)
映画『空蝉の森』公式サイトより

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

のりピーの映画が2月5日から公開

 毎日寒いし、コロナは収まらないしで、困ったものですね。瑠美は筋トレに精を出して、なんとか乗り切ろうと思っています。もともと子どもの頃に体操をやってて、体を鍛えることは好きなんで、ずっとジムに通ってたんですが、最近は特にハマってます。寒い今こそ、ジムで汗を流すとスッキリしますよ。皆さんもお試しくださいね。

 ちゅうかこんな寒い中でも、ロードショーはけっこうやるんですね。

 1月末からは、舘ひろしさんや綾野剛さんがヤクザを演じる『ヤクザと家族 The Family』(藤井道人監督)、2月には役所広司さんが「元ヤクザ」を演じる『すばらしき世界』(西谷美和監督)もあって、めっちゃ気になります。

 そして、なんとお蔵入りになってたのりピーこと酒井法子さんの映画も、2月5日から公開なんですね。

 ちょっとおもろいのは、のりピーの映画主演は裁判員制度PR映画『審理』(2008年)以来の件ちゅうことです。ありましたね、裁判員裁判PR(笑)。思い出しました。あの頃は裁判所のあちこちにのりピーのポスターが貼ってあって、ビデオもガンガン流れてました。ぜったい法務省のオッサンの趣味ですよね。

 そのポスターは、2009年にパクられたらイッキに撤去されてました。知り合いの弁護士さんが「『無罪推定の原則』もヘチマもない」って怒ってた気がします。たしかにポスターをはがすのは刑が確定してから、ですよね。ちゅうかあのはがされたポスターは、誰がどこへ持っていったんでしょうね。

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