コラム
知られざる女子刑務所ライフ106

元ポン中が助言! 薬物依存症は「一生治らない」、清原和博や伊勢谷友介が再生するためには?

2020/12/13 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)

 実は、薬物依存症は「一生治らない」といわれています。 

 瑠美的には、今のところは大丈夫で、これからも大丈夫の自信はあるんですが、医学的には「一生モノ」なんですよ。いったん脳が快感を覚えてしまうと、抜け出せない。何度も逮捕される人が多いのは、そのせいです。瑠美も4回パクられて(逮捕されて)ますしね。

 そこで思い出すのも失礼なんですが、12月1日には、大麻所持で逮捕された伊勢谷友介さんの初公判がありました。瑠美的には、逮捕後に出てきた恋人へのハンパないDV情報しか印象に残ってませんが(笑)、20.3グラムで約40回分、たばこの巻き紙約500枚と、押収量が多かったのも話題になりましたね。

 あと、裁判官に「海外では大麻は合法なので……」とぶっちゃけたそうです。そりゃそうですが、それを裁判で言うかな……。アウトでしょw

 伊勢谷さんは、裁判で大麻の入手先を聞かれて「知人を社会にさらすことはしたくありません」言うて、ネットとかで「売人をかばってるのは、またやりたいから」「改心してない」と叩かれてましたね。瑠美もそう思います。まだ連絡を取る気なんでしょう。相手の方が組織の方々なら仕方ありませんが……。でも、これは伊勢谷さんだけの問題ではないのです。それだけクスリから逃れるのは難しい、ちゅうことなんですよ。まずは家族とか仕事とか、守るものがあって、それ以上に重要なのが、なんといっても本人の自覚です。

 2020年2月に覚醒剤取締法違反(所持)などで逮捕されたマッキーこと槇原敬之さんは、7月の裁判で「ラブラブのパートナーがいるから大丈夫」と言って話題になりましたね。ネットとかでは「このカレに捨てられたら、またクスリに走るな」とか言われてましたけど、マッキーには、ここはひとつ「ひとりでもがんばれる」くらいに心を強くしていってほしいですね。

 瑠美も、いろいろあってオトコやクスリに頼らなくても大丈夫になりましたよ。もちろん「パートナーも一生いらん」ちゅうことではないですよ(笑)。たとえひとりになっても……、今ひとりやけど(苦笑)、クスリには手を出すことはない、ちゅうことです。退屈な時はジムで美尻を育ててますから。

 結局、クスリに走るのは、ほぼほぼ「寂しさ」なんですよ。清原さんはうつ病とも戦っているそうで、まだ寂しさもありそうですが、克服してほしいです。私も、全国のファンも、みんな応援してますから。

中野瑠美改め瑠壬(作家)

1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年の懲役を経験。出所後は、刑事収容施設への差し入れ代行業や収容者と家族の相談窓口などを行う。現在は堺市内で「Night Space祭」を経営。著書『女子刑務所ライフ』(イースト・プレス)がある。

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Instagram:@rumichibi1209

瑠壬公式YouTube

最終更新:2020/12/13 16:00
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