その他

『半沢直樹』絶好調の堺雅人、若い頃の“失態”に激怒したと演出家が明かす

2020/08/23 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 堺雅人主演ドラマ『半沢直樹』(TBS系)が、またもや社会現象を起こしている。7年ぶりの続編は放送開始以降ずっと平均視聴率20%越えを記録。最終回に向けてさらなる右肩上がりが期待されている。堺雅人のタレントパワーも、このドラマを通じてますます上昇するだろう。

 堺雅人といえば、芸能界きっての“いい人”というイメージで世間から親しまれている。早稲田大学進学のために宮崎から上京したが、俳優を志して退学したために実家とは絶縁状態になり、その後は野草を食べざるを得ないほど貧乏しながら長い下積み生活をしのいできたエピソードはよく知られている。

 私生活では2013年に菅野美穂と結婚、2015年に長男が生まれ、それ以降は出演作品を抑え気味。2016年に大河ドラマ『真田丸』(NHK)、2017年に映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』、2018年に映画『北の桜守』と、年に1本ペースで主演の映画・ドラマに出演している。その間、堺は育児に力を注いでいたようだ。

 菅野は2016年にドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)で主演を務め、2017年もドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)にメインキャストとして出演しているが、その際は堺が家事育児を主に担当。2018年の第2子誕生に際して、堺は<できる限りの時間と労力を育児に費やしていくつもりです>とのコメントを発表しているが、『半沢直樹』続編製作までに7年もの月日がかかったのも、家庭を優先したいと考える堺がなかなか首を縦に振らなかったからだと言われている。

 だが、そんな堺雅人にも“ダメな時代”はあったらしい。だらしない生活が原因で演出家が彼に激怒したことがあるというのだ。

 そんな堺雅人の昔のエピソードが語られていたのは、「女性自身」2020年9月1日号(光文社)に掲載された、渡辺えりと尾上松也の対談。ちなみに尾上は『半沢直樹』にも出演している。

 この対談で尾上は、どんなに専門用語がたくさん入った長ゼリフでも初日から完璧に頭の中に入っている堺の準備に敬服したという。また、緊張した尾上をほぐすために「歌舞伎、これから先どうなるの?」と雑談をしに来てくれた人柄も絶賛していた。

 その話を聞いた渡辺えりは思わず、若かった頃の堺のエピソードをポロリ。いまの堺からは想像もつかない姿を暴露した。

<堺さん、私が演出した舞台にも出てくれたことがあったんですが、打ち合わせに20分遅れてきたから思わず雷落としちゃって、もっとやさしくしとけばよかった>

 堺は1998年に渡辺が演出した舞台「Zenmai」に出演しており、このエピソードは当時のものだと思われる。

 その経験は彼にとって重い教訓になっているのかもしれない。堺は2012年に映画『鍵泥棒のメソッド』に出演しているが、その際のインタビューではこんな発言をしている。

<内田監督の現場は楽なんです。監督の指示が的確で、言われたことをやっていれば絶対に面白いものができるという信頼がある。気を付けたことと言えば、遅刻をしないことくらい>(2012年9月12日付「MOVIE WALKER PRESS」)

 なにもかも完璧に見える堺にもそんな人間らしいところがあると思うと、なんだか妙に安心してしまうのである。

最終更新:2020/08/23 20:00
アクセスランキング