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TWICEで相次ぐ体調不良、際限なく詰め込まれるスケジュール「頑張り続けることへの疑問、何度も…」

2020/08/15 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 TWICE・ジョンヨンの体調が心配されている。“健康状態”を理由に、8月13日に韓国で行われた音楽授賞式「2020 SORIBADA BEST K-MUSIC AWARDS」を欠席したのだ。

 ジョンヨンは同月9日に行われたTWICEのオンラインコンサート「Beyond LIVE – TWICE : World in A Day」も健康状態が良くないため、ダンスはせずに座った状態で参加している。

 6月には頚椎椎間板ヘルニアと診断され手術したとも明かしており、TWICEのファンからはジョンヨンの体調を心配する声が出ている。

TWICEミナも精神的な不調で長期離脱
 2015年に結成されたTWICEはいまデビュー6年目だが、ここのところメンバーの体調不良が目立つ。

 日本人メンバーのミナは、2019年7月に「ステージに立つことに対して極度の緊張や不安を感じる」とメンタル面の不調を公表し、活動を休止した。今年2月には本格的にグループの活動に合流し、ファンを安堵させたものの、また無理をしてしまわないかと懸念されてもいる。

 ミナのように長期休養にはならなかったが、2019年12月にはリーダーのジヒョも日本で行われたイベントに出席した際、体調不良により途中でステージを降りたことがある。

 その背景には、詰め込まれすぎた過密スケジュールがあるのかもしれない。2019年のワールドツアーを追ったドキュメンタリー『TWICE:Seize The Light』では、ジョンヨンがものもらいを患いながらも眼帯をつけてステージをこなしたり、開演10分前にダヒョンの顔が痙攣し始めて楽屋が騒然とするシーンなどがおさめられており、いかに満身創痍な状態で過密スケジュールをこなしているかが分かる。そのドキュメンタリーのなかでチェヨンはこのように語っていた。

<やりがいはあるけど、忙しすぎて寝る時間もありません。やることが多いのに時間が足りなくて。期待は裏切れないし、ファンの皆さんや家族もいます。頑張り続けることへの疑問は何度も抱いたことがあります>

メンバーの体調を心配したジョンヨンの涙
 2018年にはジョンヨンが過密スケジュールによって限界状態で仕事を続けるTWICEのメンバーを心配し、カメラの前で涙する動画が話題となったことがある。

 この年の秋から冬にかけては日本のアリーナツアーと、韓国発売のミニアルバム『YES or YES』の製作が重なり、TWICEは日本と韓国の仕事を同時進行していく状態だった。このスケジュールにメンバーは悲痛の叫びをあげていたようだ。動画のなかで涙を流しながらジョンヨンはこのように語っている。

<メンバーたちも、すごくすごく大変な思いをしている状況です。隣で力になってあげたいのに、力になってあげられないような気がして、申し訳ない気持ちになって。いつもファンの方々にも笑う姿だけを見せないといけないのに、辛い姿を隠しきることが出来なくて、申し訳ないです>
<これから残った2018年、みんな健康に過ごしてほしい。ケガをしないで>(『TWICE TV 2018 EP.14』)

 動画が公開された後、TWICEのメンバーの健康状態を心配する声がファンの間で高まった。中には、所属事務所・JYPエンターテインメントに対して、彼女らのスケジュールを見直すよう要望する意見もあったが、現在まで状況が変わっているようには見えない。

コロナ禍でさらに上がるTWICEのペース
 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界中でエンターテインメントの動きが止まっている。特に、国境を超えるワールドツアーなどは実施することが難しい。TWICEも3月のソウル・オリンピック公園体操競技場公演が中止になり、4月の東京ドーム公演も延期となった状態でいまだ日程が決まっていない。

 しかし、こんな状況でもTWICEのスケジュールはパンパンだ。もともとTWICEはK-POP業界の中でも作品のリリースペースが非常に早いことで知られているが、今年はさらにペースが上がっているようにも感じられる。

 今年だけでもすでに、韓国ではミニアルバム『MORE & MORE』(6月)、日本ではシングル「Fanfare」(7月)とアルバム『#TWICE3』(9月)をリリースしているが、10月にもまた韓国でのアルバム発売を予定していると報じられたばかり。これに加えて音楽番組への出演や、8月のオンラインコンサートもあり、コロナ禍でも忙しさはまったく変わっていないどころか、さらに多忙になっているのではないか。

 JYPエンターテインメントはNiziU効果で、SMエンターテインメントやYGエンターテインメントといった他の韓国大手芸能プロダクションの時価総額を追い抜いたという。ビジネスとしての成功は素晴らしいことだが、所属アーティストのケアを怠ればたちまち失敗に転じかねないということをわかっているのだろうか。

最終更新:2020/08/15 20:00
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