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Snow Manに「余計なことしないで!」 滝沢秀明の采配にファン複雑

2020/03/02 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 ジャニーズの新星グループSnow Man(スノーマン)が、地上波初の冠番組『それSnow Manにやらせてください』(TBS系)を受け持つことが発表された。デビュー間もないSnow Manの躍進に、他グループのファンからは、彼らを“贔屓”する滝沢秀明氏の采配に不満が渦巻いている。

 2日28日、Snow Manの公式YouTubeチャンネルに「Snow Man【初の???】サプライズ重大発表!」と題した動画がアップ。何も知らないメンバー9人が偽のロケをスタートさせようとしたところ、街頭モニターに突如としてドラマ仕立てのVTRが流れ、冠番組の放送決定がサプライズで発表された。「初の地上波冠番組をTBSで持つ覚悟はあるのか!?」と呼びかけられると、メンバーたちは驚きながらも「あります!」と叫び、熱い意気込みを寄せた。

 今年1月にデビューして間もないSnow Manがたった数カ月で冠番組を獲得したことに、Jr.時代の長い下積みを知るファンにとって喜びはひとしおだろう。しかし、他グループのファンは、納得がいかないようだ。今年1月に同時デビューした「Six TONES」(ストーンズ)のファンをはじめ、一昨年デビューした「King & Prince」(キンプリ)のファンなどから「なぜSnow Manが?」という不満の声が相次いでいる。

 ツイッター上では、「スノの冠はゴリ押しすぎて見てられない」「Snow Manがバラエティやれると思えないんだけどなんで?」「スノはこれ以上他グルのオタクのアンチ増やしてどうすんだ」等と厳しい意見が多く見られる。そして、ジャニーズJr.のプロデュースを手掛けるタッキーこと滝沢秀明氏の采配を疑問視する声も多いようだ。

「余計なことはしないで」
「週刊文春」2020年2月13日号(文藝春秋)によれば、滝沢氏は自身の舞台「滝沢歌舞伎」にJr.時代から出演してきたSnow Manを目にかけており、彼らを「売れない」と言い切る故・ジャニー喜多川氏にデビューを何度となく申し入れていたそうだ。その結果、人気のあるSix TONESと抱き合わせでのデビューが決定したという。

 一方で、スキャンダルを起こしたJr.には厳罰処分を下す方針のため、Jr.たちは「滝沢君に嫌われたらデビューできない」とさえ感じているというのだ。スキャンダルにつながるような行動と、「嫌われる」こととは、別問題だと思うのだが……。

 ただし、滝沢氏の“強権ぶり”には、一部ファンからも批判が集まっているという。以下は、2グループの処遇に複雑な思いを抱くSix TONESファンの弁だ。

「タッキーがSnow Manを贔屓しているのは今に始まったことではありませんよ(笑)。Six TONESとの同時デビュー前には、テレビなどへの露出度は明らかにSnow Manの方が高かったり。Six TONESはコンサートをやっていたこともあると思いますけど、ファンの間では『やっぱり、おかしいよね』と話題になっていました。

 もともとSix TONESはJr.時代にタッキーと関わる機会があまりなかったのですが、Snow Manはグループの名づけ親もタッキー。直属の後輩だし可愛いに決まってますよね。

 2グループが同時にデビューしたとき、Six TONESの曲(『Imitation Rain』)はX JAPANのYOSHIKIさんが提供したと話題になったんですが……それだって、日頃のSnow Manゴリ押しで不満を抱いているSix TONESファンの機嫌を取るためなんじゃないか、なんて言われていたほどなんです(笑)。
 
 正直、わたしはSix TONESにこれ以上人気が出たらイヤなので、冠番組がSnow Manで良かったとさえ思っているんですけど。他グループのファンの子からも、タッキーのやり方には納得がいかないとか、とにかく『余計なことはしないでほしい』って声をよく聞きます」

 業界からも、滝沢氏の脇を固める事務所スタッフにイエスマンしかいないことについて、「一番にファンのことを考えていたはずなのに。長く支えてくれたファンの人たちの声をもう一度ちゃんと聞いてほしい」(テレビ局関係者)と心配の声も漏れている。

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世代交代が急務のジャニーズ事務所
 ジャニーズ事務所にも抜き差しならない事情がある。

 事務所の稼ぎ頭の嵐は今年いっぱいで活動休止に。バラエティの司会で引っ張りだこの中居正広も、3月で退社する。さらに長瀬智也も2021年での退所を志願しており、TOKIOの存続も危うい。

 ベテラン勢の離脱が相次ぐジャニーズ事務所にとって、新人の育成と売り出しは急務だ。“ポスト嵐”と呼ばれるKing & Princeや、“ポストKAT-TUN”と目されるSix TONES、そしてSnow Man。彼ら若手グループに事務所の命運がかかっている。

 世代交代の波が押し寄せるジャニーズ事務所。とはいえ、ファンの声を無視するようになっては、本末転倒だろう。水面下ではSnow ManだけでなくキンプリやSix TONESの猛烈プッシュも着々と進行中なのかもしれない。

最終更新:2020/03/02 20:00
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