コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

河野景子、唐田えりかを「モテない」と分析! バブルを思わせる「モテ至上主義者」の厄介さ

2020/02/06 21:00
仁科友里(ライター)

 河野のように、他人の行動の全てを「モテる」かどうかで分けたがる、「モテ至上主義」の人というのは確かにいる。そういった人たちの言動の具体例を挙げてみよう。女性が「料理を習いたい」と言った場合、多くの人は「どんな料理を習うの?」とか「どこで習うの?」といった具合に「料理について」掘り下げるだろう。しかし、モテ至上主義者の場合、「料理がうまいとモテる」「オトコの胃袋をつかむ」といった具合に、全てを男性やモテと結びつけてしまう。モテ至上主義者は、人生には、モテに関係がなくても楽しいことがあると理解できないらしく、観劇や芸能人の追っかけなど、モテにつながりそうもない趣味が理解できず、「そんなことをしてもモテないよ」「推しが彼氏になってくれるわけじゃないのに」と茶々を入れてくることもある。

 個人的には、モテを意識することが悪いとは思わない。彼氏が欲しいとか、婚活をしているというのなら、「相手の視点を知る」という意味で、「モテ」をある程度意識する必要はあるだろう。しかし、それは時と場合によるものだし、他人に強制していいものではない。

 しかし、重度のモテ至上主義者になると「ブスはモテない」「モテないから彼氏がいない、モテないから独身」といった具合に、見た目や聞こえだけで「モテる」「モテない」を決めつけてくるのではないか。私も決めつけて何だが、こういうモテ至上主義者は、河野のような、日本にカネがあり余っていたバブル期に青春を過ごした人に多いのではないかと感じている。

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