コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第493回】

金子恵美は“不倫の勝ち組”? 東出昌大の不倫に物申す「週刊女性」の呆れる記事

2020/02/04 21:00
神林広恵(ライター)
「週刊女性」2月18日号(主婦と生活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 新型肺炎で大騒ぎの昨今。「週刊女性」のトップ特集が「熱心すぎる無症状ワーママが危険をばらまく!」だって。満員電車で仕事に行き、家事もこなし、体調が悪くても休めないお母さんが危険をばらまくって、こっちの記事のほうが危険をばらまいているんじゃない。

第493回(1/30〜2/4発売号より)
1位「別居中の杏はどんな判断を下す!? 不倫で離婚“される夫”“されない夫”の境界線」(「週刊女性」2月18日号)
2位「『新しい地図』地上波新レギュラー番組へ――『日テレ社長が熱ラブコール』(「女性自身」2月18日号)
3位 巻頭グラビア「小澤征悦 究極の難題に迫る。『美しい容姿は結局……』」(「週刊女性」2月18日号)

 まだまだ世間の興味をかきたて続けている東出昌大の不倫騒動。東出とお相手の唐田えりかへのバッシングが続くが、新ネタがそうそうあるわけではない。ということで今週の「週刊女性」記事だが、タイトルだけからもわかるように、かなりトンデモだ。不倫した夫がどうしたら離婚されるか、されないか。

 読む前からどんな展開かクラクラするが、読んでみたら予想以上にひどい。なにしろ、その解説をしている一人が、あの金子恵美元衆議院議員なのだから。そう、出産当日に夫・宮崎謙介の不倫が明るみに出て大騒動になった金子氏。自分が入院中に夫が自宅に女性を連れ込んでいた金子氏。それでも離婚をしなかった金子氏。ついでに今回の東出不倫騒動でもワイドショーでさかんにコメントをしている金子氏だ。

 そんな金子氏が離婚をしなかった理由をこう述べている。

「うちの夫は欲に負けた火遊びレベルだったのが大きいですね」

 火遊びなら許容範囲なんだって。それでもって、東出のケースは「相手の女性への気持ちが感じられる」からダメなのだそうだ。ハァァァ〜!!

 すごいな、この上から目線。自分の夫の不倫は“単なる火遊び”で、不倫相手への気持ちはなかった、単に性欲だけだった。世間からバッシングを受けた夫を自分がさらに追い込んだら、また浮気するかもしれないと思ったらしい。それでもって、弱った時に優しくすれば“この人を裏切ってはいけない”と夫が思うはず、だって。

 まるで勝ち誇ったような恐ろしいコメント。不倫の勝ち組ってか!?

 そもそも、「週女」に限らず金子氏に不倫ネタをふるマスコミもどうかしてるし、嬉々として答える金子氏もどうかしてる。

 だが、この記事のトンデモぶりは金子氏のコメントだけではない。もうひとり、男女問題専門家の露木幸彦氏なる人物が“男性の不倫の大半は性欲”であり、また“ストレスがかかる”と不倫する男性もいるとして、世の妻たちへこんな提言をしているのだ。

「夫にストレスを与えない環境づくりや、夫婦のスキンシップを増やすなど、ライフスタイルの見直しも必要でしょう」

 さらにこの露木氏、不倫する夫側が離婚されないためにこんな助言も。

「収入が高く、自分に自信のあるタイプは既婚者であることを隠さずに女性を口説く人も多い。“奥さんと私、どっちが大事?”と聞かれても明言を避けるなど、相手を本気にさせないテクニックがある。それができないタイプの人は不倫する=最悪の結末になると肝に銘じておくべきでしょう」

 ここまで呆れる記事、久々に見た。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト