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Kinki Kidsの解散報道を覆す? 剛と光一が語った「ジャニーズでのこれから」

2019/12/30 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 2018年は堂本剛の突発性難聴を考慮し、毎年恒例のカウントダウンコンサートを中止していたKinki Kids。しかし今年は復活。京セラドーム大阪にて、剛の身体に負担をかけないよう留意したかたちで単独カウントダウンコンサートを行う。

 そんなKinki Kidsだが、今年は剛、堂本光一ともに「ジャニーズ事務所退所」の報道、そして「キンキ解散」の噂が飛び交った。7月9日にジャニー喜多川氏が急逝したためだ。

 まず退所報道が出たのは剛の方だった。彼はジャニーズのタレントの中でも特にジャニー氏との距離が近いことで知られているが、ジャニー氏が入院中の時点で「辞めるだろう」と報じられたのだ。

 「週刊文春」2019年7月4日号(文藝春秋)によると、ジャニーズ事務所を取り仕切っているのは、ジャニー氏の姪・藤島ジュリー景子氏だが(ジャニー氏急逝後の新人事で事務所の代表取締役社長に就任)、その体制に不満を抱えるタレントは少なくなく、特に剛は「ジャニーさんが居なくなったら事務所を去る」と周囲に漏らしているとのことであった。

 これに続いて光一にも退所説が浮上。

 「週刊新潮」2019年7月11日号(新潮社)によれば、光一はかねてより後輩の指導をする立場を望んでいたが、滝沢秀明が芸能活動から引退して事務所スタッフになったことで(新体制では、ジャニーズアイランドの社長としてJr.の育成にあたると同時に、事務所の副社長にも就任)、その座を奪われてしまったことがその理由だという。

最初に退所したのは錦戸亮
 ジャニー氏が亡くなった後、ジャニーズ事務所は揺れに揺れ続けている。

 元SMAPメンバー3人(稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛)を出演させないようテレビ局に圧力をかけていた疑いがあるとして、公正取引委員会から「注意」を受けた。

 2020年いっぱいでの活動休止を待たずして嵐の二宮和也が結婚したことはファンに衝撃を与えた。このようにジャニー氏の存命中はなかなか考えにくかった展開が連続している。

 退所に踏み切ったメンバーもいた。関ジャニ∞の錦戸亮はかねてより退所を噂されていたが、それを実行に移し9月いっぱいで事務所を去った。翌月から早速ソロでの活動を始めている。

 こういった流れのなかで、Kinki Kidsのふたりも退所の決意を固めているのだろうか?

ジャニーイズムを継承する堂本光一
 彼らの胸中はわからないが、インタビューなどでの発言を確認していく限りでは、どうもそういうことはなさそうだ。

 「新潮」の報道とは裏腹に、光一は裏方として舞台を支える活動を始めている。9月に帝国劇場で上演した舞台「DREAM BOYS」で、後輩の指導にあたったのだ。

 「DREAM BOYS」はジャニー氏が作・構成・演出を手がけた舞台。光一は舞台への出演経験が豊富で、なおかつジャニー氏のイズムを知り尽くしているとして、滝沢が演技指導を依頼したという。

 9月4日に行われたジャニー氏のお別れの会でマスコミ取材に応じた光一は、舞台におけるジャニーイズムを“継承”すると宣言した。

<(ジャニー氏と)よくケンカもしました、演出を巡って。でも常にジャニーさんのことは超えられないと思ったし、これからも超えることはできない。これから出てくる若い子はジャニーさんの演出を受けることはできないわけですから、ジャニーさんの演出を受けられたことは幸せ。「継承」といったら重すぎるかな、力添えができるといいなと、今いるジャニーズ全員が思っていることだと思います>

「ジャニーズ音楽」も大事にする堂本剛
 一方の剛。彼はソロプロジェクト・ENDRECHERIでの活動が順調で、ここ最近はSUMMER SONICなどの夏フェスにも積極的に出演している。そうした活動を通じ、ジャニーズのアイドルに興味のなかった新たな層のファンを獲得し始めており、事務所のタレントではますます異色の存在となりつつある。

 そんな剛は「AERA」2019年12月9日号(朝日新聞出版)のインタビューで今後10年間の活動について質問された際、こんな言葉を残している。

<これからも僕がジャニーズという場所に対して貢献できることがあれば、貢献し続けたいと思っています。どういう形であれ、Kinki Kidsは、ずっと続けられたらいいなと思ってる。でも、10年後には僕も50歳でしょう。何してるんでしょうね?>

 光一と同じく、剛も裏方として事務所を支える仕事を始めている。

 今年10月に行われたA.B.C-Zの主演舞台「ジャニーズ伝説」のために「You…」という書き下ろし楽曲を提供した。

 「ジャニーズ伝説」は、ジャニーズ事務所最初のグループである(初代)ジャニーズ描いた舞台だが、そこにジャニー氏の口癖をタイトルにした楽曲を書いた経験は、彼の心にまた新たな決意を呼び起こしたようだ。

 「音楽と人」2020年1月号(音楽と人)でインタビュアーから「ジャニーさんは今後のKinki Kidsにどうあってほしいと願っていると思いますか?」と聞かれた剛は、このように答えている。

<ジャニーズという音楽の素晴らしさをKinki Kidsなりに、僕なりに、頑張って鳴らし続けてほしいって言ってるような気が僕はするんですよね。だから、後輩や先輩方に、楽曲を提供させていただく機会が増えていく未来も素敵だな、と思っていますね>

 光一は舞台の演技指導や演出家として、剛は楽曲提供者として。Kinki Kidsの活躍のステージは、また新たな段階に進み出している。

最終更新:2019/12/30 20:00
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