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成宮寛貴「海外生活で困窮」「日本で俳優復帰」のシナリオ、どこかがおかしい

2019/10/03 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 2016年に芸能界を引退した成宮寛貴。3日発売の「女性セブン」(小学館)が、成宮の『相棒』での“電撃復帰”が決定した、と断定的に報じた。

 しかし成宮本人がSNSで即座に反応し、「あれはフェイクニュースです」とハッキリ否定。『相棒』の脚本家・輿水泰弘氏も同様に、そんな事実はないとTwitterで発言している。

 「女性セブン」の記事は、成宮が10月スタートのドラマ『相棒season18』(テレビ朝日系)でサプライズ復帰を果たすことが決定した、と伝えていた。

 記事によれば、2016年に芸能界を引退した成宮は、オランダに移住したが仕事はなく、貯金を切り崩しながらひっそりと暮らしている、という。

<近所に住んでいる日本人のラーメン店主がお腹をすかせた成宮さんにラーメンを振る舞うなど、生活のサポートをしていた>(「女性セブン」記事より一部抜粋)

 かつて成宮はドラマ『相棒』に出演し、主演の水谷豊の3代目”相棒”を好演。元共演者を気にかけた水谷が製作側に働きかけたことで、成宮の復帰が決定した、とのことだった。成宮が水谷の事務所に移籍して本格的に活動を再開させると示唆するかのような記述もある。

 唐突な復帰情報にファンは喜びに沸いたが、残念なことに嘘だったようだ。成宮寛貴はInstagramのストーリーで<Fake news>と綴って否定し、Twitterでも<ニュースにしていただいてありがたいなと思いながら、あれはフェイクニュースです>と投稿、『相棒』復帰説は幻と消えた。

 それだけでなく、同記事には不可思議な点もあった。成宮は生活が困窮して……とあるが、成宮本人のInstagram(本名の「平宮博重」名義)からは、彼が生活に困っている様子は微塵も感じられない。

 瀟洒なアパートメントの一室でくつろいでいる写真や、友人とプールや遊覧船に乗って遊んでいる写真(しかも足元はY-3のスニーカー)は、どれも充実した海外生活を思わせる。それ自体が虚飾、フェイクである可能性もゼロではないが、友人は大勢いるようで、慣れない海外生活で困窮しているようには見えないのだ。

赤西仁も「フェイクニュース!」笑い飛ばす
 元KAT-TUNでアーティストの赤西仁も、事実でない週刊誌報道を自ら否定してみせたことが2度もある。

 今年6月、「女性自身」(光文社)は赤西がハワイに移住して寿司店を開業する予定であることを伝えた。しかし赤西はInstagramを更新し、<速報フェイクニュース!>などとコメントをつけて報道を一蹴。

 さらに、今年8月には「週刊新潮」(新潮社)が、赤西と妻の黒木メイサがハワイに移住する計画を立てていると報じた。記事には黒木の所属事務所スウィートパワーもコメントを寄せており、<まもなくハリウッドの仕事も決まる予定>とあった。ただ、ハリウッド進出にあたっての移住先がハワイというのは、不可思議な話だった。

 案の定というべきか、赤西は同日にTwitterを更新。<おいおいおいスイートパワーの社長さんよ! オレの住処勝手に決めつけないでよ! 月にも土地持ってるし(本当です)>とハワイ移住報道を否定。

 ハッシュタグには<#わたし海賊なので一か所にとどまりません><#でもハワイも良いよね><#LAもいいよ><#シンガポールも良き><#日本も大好き>とつけており、ジョークまじりに報道を笑い飛ばしたのだった。

 週刊誌報道に対する成宮寛貴、赤西仁の華麗な“カウンター”。これまで一方的かつ嘘交じりだったゴシップ報道を本人自ら否定、さらに「フェイクニュース!」などと意見を発信できるようになったことは、フェアで健全といえるだろう。

 成宮寛貴の“復帰説”は定期的に世間を賑わせ、ファンを惑わせるトピックとして機能してきた。いずれも日本で芸能活動を再開させることを前提に騒がれてきたわけだが、そもそも本人にとって、日本での俳優業復帰が唯一かつ最善の道なのかといえば、決してそうとは限らない。彼はとっくに新しい人生を歩き出しているのではないだろうか。

最終更新:2019/10/03 20:00
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