“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第467回】

片岡愛之助・紀香夫妻の“洗脳”疑惑報道における、記者への異例な対応

2019/07/16 21:00
神林広恵
「女性セブン」7月25日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 闇営業問題が尾を引く吉本興業だが、今週立て続けに大崎洋会長がメディアの個別取材に応じた。で、辞任はしないって。で、今後も芸人と契約書を結ばないって。無責任ブラック。

第467回(7/11〜7/16発売号より)
1位「片岡愛之助夫妻を侵食する『深夜密会』の美人霊能師」(「女性セブン」7月25日号)
2位「ジャニー喜多川さん逝去 “父”なき事務所ノムコウ」(「週刊女性」7月30日号)
3位「嵐と関ジャニ∞日テレ『特番』で『SMAP熱唱』が許された理由」(「女性セブン」7月25日号)

 気になるスクープが飛び込んできた。それが「女性セブン」が報じた片岡愛之助と紀香夫妻の“洗脳”疑惑だ。これまで芸能界では、さまざまな洗脳騒動が巻き起こってきたが、今回は――。

 記事によると愛之助が週に1度通うマンションがある。そこには女性セラピストAさんの住居兼ヒーリングサロンだという。Aさんはスピリチュアルの世界では有名らしく、“魔女”とも呼ばれる人物。マッサージだけでなくオーラや魂が浄化される霊視やタロット占いもしているらしい。心も体も癒やすことができる凄腕――。こうして言葉を並べているだけでも怪しい。だがそんなAさんに愛之助が心酔し、足繁く通うだけでなくそこに5時間も滞在し、歌舞伎関係者は心配したり、また距離を置く人もいるのだというのだ。

 しかも、心酔しているのは愛之助だけではない。妻の紀香もまた同様で、夫婦揃ってAさんにはまっているのだとか。もともとスピリチュアル好きは紀香だからね。そもそも前夫の陣内智則と離婚したのも、紀香があまりに風水やスピリチュアルなものに心酔した結果、陣内が嫌気を差したとも言われているし、愛之助の結婚も当時心酔していた霊能師のアドバイスを受けていたとも報じられた。今でも鉱石だ、酵素水だと、スピリチュアルなはやりものに飛びつく紀香。だから、最近になって愛之助・紀香夫妻はAさんと密に行動も共にしているという。そして歌舞伎公演中、2人がタニマチと食事をした際にもAさんが何度か同席もしているのだ。さらにAさんは愛之助のことを呼び捨てにしているのだとか。

 公の席にも同席する(夫妻からお願いして同席してもらう?)。さらに、タニマチに頭を下げる愛之助・紀香のそばでAさんは堂々として、さらに客(愛之助)を呼び捨てに――。これはかなりやばいいかも。上下関係がすでに構築されているように見えるから。記事には明記はされていない “洗脳”の匂いがプンプンする記事の作り方でもある。さらに「セブン」が強調しているのが、紀香よりも愛之助の方がAさんとより親しく、はまっているように見えることだろう。もちろん“不倫”とは明記していないけど、それを疑う「セブン」。

 でも、問題は浮気なんかじゃないと思うよ。というのも記事で一番怖かったのが、その後の「セブン」取材が意外な展開を見せていったことだ。今回の記事に関し、「セブン」記者がAさんを直撃すべくサロンに行くのだが、そこでAさんは記者をサロンに招き入れた。さらに記者の目の前で紀香に電話し始めたのだ。そして電話を記者に渡し、紀香と話をする記者。すると紀香は「主人の女性問題を取材しても何もございませんので。はい、残念でした(笑い)」と答えたというのだ。

 普通、紀香クラスの女優がこうしたシチュエーションで記者と電話で話すなんて異例のことだろう。これはAさんからの電話だったからか、Aさんからの依頼(命令?)だったからか。だから紀香は記者と話した。そう考えると、三者の関係性はかなりやばい!?

 バーニング系の事務所に所属する紀香ゆえ、ワイドショーなどでは、この一件はスルーされているが、しかし愛之助の結婚を機に、バーニングの周防郁夫社長と紀香は微妙な距離感になったといわれる。今後、この問題がどう動いていくのか注目したい。

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