wezzy

『アラジン』中村倫也の起用はゴリ押しじゃない!ブレイクに納得のインタビュー対応

2019/06/14 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 ディズニー実写映画『アラジン』が、『美女と野獣』を上回るロケットスタートで大好評を博しています。主役・アラジンを演じて主題歌も歌うのは、30代にしてブレイクした俳優・中村倫也さん。

 高橋一生さんや田中圭さんら30代でのブレイクも珍しくない今日この頃、アツ姉の超イチ推しでもある中村倫也さんですが、アツいわく、インタビューでも言葉を丁寧に選びながら話す姿が好印象の爽やか青年なため惚れるのは不可避だそう。そんなアツの今週の業界裏話は?

___

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 頭の中で中村倫也くんが歌うディズニーの実写映画『アラジン』の主題歌『ホール・ニュー・ワールド』が鳴り響いている毎日。鬱陶しい季節だけど、ジメジメした梅雨もモワモワした猛暑も今年は倫也くんの心とろかす甘~い歌声があるから乗り越えられるわぁ。ジャスミン役の木下晴香ちゃんの透き通った声も気持ちを晴れやかにするし、アツはいつどんな時も脳内リフレインして楽しんじゃってるの。

 子供の頃からディズニーが大好きだったという中村倫也くんは、オーディションでアラジンの吹替役をゲット。カメレオン俳優で演技力はピカイチだし声もいいしでピッタリのキャスティングよね。ゴリ推しだなんて心無い揶揄もあるようだけど、いいえ、本当にブレイクしたんです。

 でも正直、こ~んなに歌がうまいなんて思ってなかったからビックリよ。倫也くんいわく、「力のある曲なのでシンプルに歌うことを心がけました。アラジンの気持ちになって、ジャスミンを優しく導き、解放してあげるようなイメージで歌い上げた」んですって。包容力のある優しい歌い方でうっとりしちゃうでしょ?

 アラジンの声を担当するにあたって、演技派の倫也くんは「夢のある作品ですが、自分は何者なんだと思い悩み矛盾を抱えたアラジンの儚さや優しさ、そして成長を出せたらと思って」と、いろいろと模索した様子。海外作品の吹替は初体験で「言語も違うしリズムも違うのですごく難しかったですね。特に今回の実写版『アラジン』には今の若者像みたいなものも描かれていて、そのニュアンスをどう出すべきか、かなり悩んだ」そうなの。その上であえて「アラジンの未熟さや弱さ、頼りなくて人間的にダメな部分も大事にして演じよう」と決めたのだとか。

 インタビュー中、倫也くんが慎重に選ぶ言葉の一つ一つが奥深くて心に染みて、途中から気絶していたぐらいよ。ロジカルで力強くて、そのくせ聞き手をふんわり包み込むような優しさに溢れた話し方だから、魅了されるなという方がムリ。気絶も当然!  と正当化して、夢うつつのインタビュー後。マスコミのお友達である“いつメン”たちに「やっぱり中村倫也は最高だった!」と自慢したんだけど、なぜかいつメンたちが乗り気じゃなく「ハイハイ、よかったね」の気もそぞろな返事ばっかり。納得いかず理由を聞いてみたら……。

爽やかイケメンと華やか女優の需要は健在
 それはある週刊誌の編集部でのこと。7月クールのドラマもクランク・インしたし、新番組一覧を見ながら会議をしていたんだけど、編集長が冒頭でいきなり「何だかなぁ、心揺れるドラマが1個もないじゃん」と結論付けちゃったそうなのよ。しかも編集部員や記者一同、思わず「御意」と深くうなずいちゃったんですって。え~、どうして?

 その理由は、新ドラの主役クラスのアー写をズラリと並べたら「おじさん率がベラボーに高い」ことが改めて浮き彫りになったせいだというから、なんとも言えないわ。若い女子部員からは「夏のおじさんはキツイ」と勝手すぎるブーイングが起きたとか。ひどい、おじさんがタピオカ行列に並んだっていいじゃない~って感じで、夏でも冬でもみんな普通に生きてるのよ。

 言い換えれば「ベテラン俳優さんがズラリ」って感じにはなるんだけど、ちょっと羅列すると7月クールのドラマは大泉洋さんや椎名桔平さん、時任三郎さん、反町隆史さん、ムロツヨシさん、古田新太さん、原田泰造さん、唐沢寿明さん……という非常に濃いメンツ。演技派揃いで見応えは間違いないけど、20代女性記者さんが「令和初の夏も酷暑になるって言われているから、暑苦しいのはイヤ。出来れば清涼感のある若手俳優が見た~い。テレビ離れが深刻化している昨今だし内容云々よりも、まずは若手イケメン俳優で目から涼しくなりたいじゃないですか」と熱弁。若手イケメン俳優たちの需要は高いようだわ。そりゃアツも大好きだけど。

 でもま、そういう意味で言うなら三浦春馬くんや大野拓朗くん、福士蒼汰くんに志尊淳くん、瀬戸康史くん、間宮祥太朗くんに渡辺大知くん、賀来賢人くんや坂口健太郎くんほかフレッシュな俳優陣も登場するんだから、スカッと爽快な気分になるんじゃないのかしら?

 男性編集長も「まぁな。まず最初にメンツでソソらないと、内容まで知ろうとしないもんな。特に夏に重いドラマはカンベンって思うし、言いたい事はわかる」と、20代女性の言い分に耳を傾けつつ、シレッと「俺は令和初の夏は深田恭子と石原さとみ、有村架純、桜井ユキ、そして黒木華で目の保養をしようと思ってる」と発言してしまったそう。なんだろう、女性→男性にしろ、男性→女性にしろ、性的魅力にしか注目しないのって実際今の時代だとセクハラなんだけどね。男性編集長は「心の声がダダ漏れした」と後で反省したらしいんだけど。

 そんなこんなで、その雑誌の編集部皆さんの結論は「夏ドラマは少々、期待外れ。秋10月クールで復活する米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)までひと休みだな!」で落ち着いたそう。そりゃ米倉さんに「令和も私、失敗しないので」と言われちゃったら「御意御意、お待ちしてますわぁ」としか返せないぐらい楽しみだけど。でもでも、おーい、夏を待たずしてドラマ夏休み宣言は早すぎるんじゃないの~? 今だって制作人は本気で暑い夏に向かっていくべく鋭意奮闘中なんだから!!!

地下アイドルを推す『だから私は推しました』に注目!
 いつメンたちに「中村倫也にうつつを抜かしてるアツに言われても」って言われたら、確かにそうなんだけどね。だけどアツには夏ドラマのイチオシがあるんです! ちょっと紹介させてもらっちゃおうかしら。以前もご協力いただいた髪の毛がピンクだ赤だパープルだと色艶やかなオシャレ女子たちもこぞって「久々にドラマを見るかもってぐらい楽しみにしてる」という作品が、桜井ユキさん主演の『だから私は推しました』(NHK総合)なのよ。

 最近、アツは中村倫也くんだけじゃなく桜井ユキさんにもハマってるんだけど、本当に演技の上手な女優さんでね。ドラマ『だから私は推しました』は、地下アイドルに出会って初めて人を“推す”ようになった疲れ切ったOLの愛(ユキさん)と、懸命に笑顔を振りまき地下アイドル道を駆け抜けるハナの交流を描く作品。ハナ役を演じるのは白石聖ちゃん。ユキさんと聖ちゃんと言えば、連ドラ『絶対正義』(東海テレビ・フジテレビ系)で共演したばかりの注目度バツグンの2人。年齢は一回りほど離れているんだけど、二人とも迫真の演技だったわよね。

 あのドラマでアツは聖ちゃんに首ったけになっちゃったし、今回もめちゃくちゃ楽しみよ。『義母と娘のブルース』(TBS系)でもお馴染みの森下佳子さんが脚本で、まさに今っぽい題材のドラマ『だから私は推しました』。だって今は、女子が女子に夢中になって、その熱狂を全然隠さなくていい時代なんだから。

 7月クールは他にも、黒木華ちゃん主演の『凪のお暇』(TBS系)もいい感じ。場の空気を読んで頑張り過ぎた元OL・凪の人生やり直しドラマなんだけど、緩くて強い華ちゃんワールド全開になりそうで配役がぴったり。悩める女子にエールを送ってくれること、間違いなしよ。しかも郊外の安アパートに引っ越した凪の隣人でユルユルモテモテイケメンDJの役が中村倫也さんに決定! 見るしかないわ!

 ドラマ主演作がひきもきらない深田恭子ちゃんが今度は怪盗を演じる『ルパンの娘』(フジテレビ系)も、必見。泥棒一家の娘とと警察一家の息子の許されない恋物語を描くラブコメで、恭子ちゃんは「泥棒なんてイヤ~と思ってるんですけど、どこかで血が騒いじゃって。昼の顔と夜の顔の二面性をきちんと演じ分けたいです」って。恋のお相手を演じるのは瀬戸康史くん。「スポーツのようなスピード感に溢れたドラマです」とやる気満々。恭子ちゃんの『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)をまだ引きずっている同士の皆さん、ぜひご注目を。

 熱く暑くアツクなりそうな令和初の夏。重厚な男性俳優たちの活躍ぶりもさることながら、7月ドラマはアツ的には女子力高しのビューティークールになるんじゃないかなと予想しているの。頑張ってヒロインインタビューをしなくっちゃ。引き続き取材を頑張りま~す!

最終更新:2019/06/14 20:00
アクセスランキング