眞子さまも知っていた小室さん「解決済み」文書は火に油、交渉力の欠如が露呈

2019/01/23 20:00

 22日朝、秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が延期になっている小室圭さんは、代理弁護人を通じて各メディアにファックスを送り、これまで報じられてきた金銭トラブルを「解決済み」と認識していたと明かした。

 眞子さまも文書公表を事前に把握していたとの報道もあり、お二人は秋篠宮さまが求められる「それ相応の対応」に応える意志を見せた。しかし、元婚約者が「トラブルは解決していない」と即反論し、事態はドロ沼化している。

 2017年9月のご婚約会見後から、これまで多くの週刊誌が小室圭さんや母・佳代さんについてさまざまな報道を繰り広げてきた。とりわけ佳代さんが元婚約者から借りたという多額の借金は、小室圭さんと眞子さまのご結婚が成立するか否かの大きな論点となっていた。

 佳代さんの元婚約者Aさん(60代後半の外資系商社マン)はさまざまなメディアの取材に応じており、2010年の9月の婚約~2012年9月の婚約解消の間に、小室さんの大学入学金や授業料、留学費として約440万円を工面したことを繰り返し証言している。

 この金銭トラブルについて、これまでは週刊誌報道をメインにAさん側の言い分だけが報じられていたが、今回の文書によって、小室さんは騒動に初めて言及したことになる。

 その文書によれば、小室さんは、佳代さんが元婚約者から金銭的支援を受けていたことは認めつつ、「母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から『返してもらうつもりはなかった 』という明確なご説明がありました」と説明。そして、「このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました」と見解を示した。

 週刊誌報道からおよそ1年、なぜこのタイミングで小室圭さんが沈黙を破ったのか――その背景には、秋篠宮さまのお言葉があると見られる。秋篠宮さまは昨年11月の会見で、「今でも二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」と発言。この異例の事態に、お二人の結婚はもはや破談待ったなし、という見方が強まっていた。

 小室圭さんは今回の文書を通じて、秋篠宮さまが求められた「それ相応の対応」に応える意志を見せた。さらに、22日の共同通信の報道によれば、「眞子さまと小室さんの結婚への意志は固く」、「眞子さまも文章公表を事前に把握していた」という。現在、日本と米国で遠距離恋愛状態にある眞子さまと小室さんだが、結婚を成就させるために相談していたのかもしれない。

Aさんは「トラブルは解決していない」と反論、さらなる混乱に世間も冷ややかな目
 しかしこの文書は、なんら評価に値しないものだったようだ。Aさんは「トラブルは解決していない」と反論。22日付の朝日新聞デジタルによると、元婚約者は「生活費や学費などは貸したつもりでいた。返済して欲しい気持ちは変わらない」と話しており、23日のテレビ報道では、「お金を返さなくていいと言ったことは一度もない」「佳代さんから返済の相談はあったが、額が少なくて断った」と、より仔細な経緯を語っていた。元婚約者の言い分は、「解決済み」とする小室さんの意見とはまるで食い違っている。

 このような文書を発表する以上、Aさんから反論が出ることは容易に予想できたはずである。公表前に、小室さんが元婚約者に合意を取るなど“根回し”すべきだったことは明らか。結果的に、事態は解決するどころか、より深い混乱を招いている。

 一連の騒動についてはやはり世間の視線も厳しく、22日の 『ゴゴスマ』(TBS系)では、皇室ジャーナリストの山下晋司氏は「この説明で多くの方、国民が理解するかどうか」「眞子さまとのご結婚が国民から祝福されるようになるとは考えにくい」「人間性に不信感を持っている人も多いでしょうから」と厳しいコメントを残した。また、同じく皇室ジャーナリストの近重幸哉氏も「紙切れ1枚、文書1枚で、というところに誠意が表れるのか。国民がどう感じるのか」と、小室さんの対応に苦言を呈していた。

 小室圭さんが眞子さまとのご結婚を成すためには、やはり借金を返して身軽になるよりほかに、残された道はないのかも知れない。とはいえ、もはや「金銭トラブル」だけの問題とは言えなくなってしまっている。

 小室さんの母・佳代さんは自宅や勤務先におらず「行方不明」とされているが、一方で「天皇陛下への直談判を要求している」との報道が複数ある。だが本当に結婚成立を望むのであれば、最適な道はまず、元婚約者Aさんの理解を得ることであり、それによって秋篠宮様と紀子様にご納得いただくことだろう。およそ一年前に正しい手順を踏み交渉すれば、ここまで事態はこじれなかったかもしれない。

最終更新:2019/01/23 20:00
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