コラム
今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

女性を助けた長与千種イズムに一番近い継承者

2018/11/23 21:00

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎助っ人
 「漢」といえば神取忍のイメージであったが。シロウトさんに手は出さねぇ。まるで高倉健のようなメンタルで、自らケガを負ってまで女性を助けた長与千種。北海道ってのがまた。

 しかし、これが吉田沙保里だったらどうなってたんだろう。一対一の組手、現役に近いコンディション。長与千種よりはるかに有利な印象だが。組んだりせずに「きゃーっ、誰かぁー!」となる可能性が高そうな。一生懸命ふんわり巻いた髪を掴まれたりしたら大変だもの。しかし、もし助けに入って巻き髪ブチッってやられたら……「ワレナニスンネンオリャー〇×◆▽□♪?」と、我を忘れて相手半殺しにしてたかも。警察が来たら「やだ、大変、誰が助けてくれたの?」ってな。いやー。そういう意味で、長与千種イズムに一番近い継承者は、伊調馨って感じがするな。だからどうしたって話ではないのだが。とにかく二丁目は今この話題でかまびすしい。

◎疑問
 資生堂の日焼け止め「アネッサ」のアンバサダーに就任した大坂なおみ。う、うーむ。正直、美容液とかクリームとか、ほかにいくらでもアイテムはあっただろうに、日焼け止めかあ。ま、もうアネッサは、日焼け止めブランドとしての足固めは一通りできているということで、機能うんぬんの喧伝よりイメージ優先を狙ったのかもしれないが。それにしても、うーん。カッコいいけど日本人が日焼け止めのキャラクターに抱くイメージから、ある意味一番遠い感じがする人物であるのも事実。カッコいいんだけど。だから、そのカッコいい新星を、何でこんな一番モヤモヤを呼ぶカテゴリーのアンバサダーに据えるんだって。他にいくらでもあるだろがい。

 Koki,以来、世間の「ブランドアンバサダー」ってものに対する色眼鏡の度は強くなる一方だ。一流ブランドの皆さん、どうせ宣伝費かけるなら、適材適所、適材適所を心がけて頂けますよう、ぜひお願いします!!

◎予想
 「やっちゃえ、日産」つってたのはゴーンだったわけか。いやー、こんなチャチいやり方でのチョロまかしが、ここまで多額&長期間。ナメてんのか。ま、執行猶予なしの実刑4年程度になりそうだということで、刑務所に詳しい某編集部(アサ芸ですね)では、今からもう「どこに入るか」で話題沸騰。喜連川と黒羽で割れているらしい。職業訓練センターの側面がある喜連川か、独居の多い黒羽か。有名人、それも世界的セレブをお迎えするにあたり、どちらの刑務所がふさわしいのか。さっそく喜連川OBの鈴木宗男と、黒羽OBの田代まさしに見解を聞きたいところだ。OBて。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:23
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