今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

米国留学で始まる『ケイ・コムロ物語』、今後の展開

2018/08/10 21:00
omedetoumakosama
「サンデー毎日増刊 おめでとう眞子さま 小室圭さんとご結婚へ 眞子さま 佳子さま 悠仁さま 秋篠宮家の育み 2017年 9/30号」(毎日新聞出版)

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎第2章
 留学のため米国入りした小室圭さん。行く先々でカメラに追われる見知らぬアジアのビッグフェイスを見て、周りのアメリカ人たちは「誰あれ?」「有名人なの?」と怪訝な顔。「日本のプリンセスのフィアンセなんだって」「でも正確にはフィアンセじゃないらしい」「スキャンダルで結婚を反対されてるんだと」「正規の雇用じゃない事務員で、これからアメリカで弁護士資格を取る勉強をするらしい」……。これからどんどん、こうしたケイ・コムロ情報が国際社会の知るところとなっていくんだろう。そうなる前に「交通事故」とか起こりそうな予感もするが。無事に日本に帰って来るのも怖いが、帰って来ないなら来ないでまた怖い。日本国を敵に回した男、ケイ・コムロ物語。波乱の「アメリカ編」スタートだ!

◎先行き不透明
 突然の結婚、突然の引退。そして突然のスピリチュアル傾倒。いや、スピリチュアルは突然ではないのだが。

 小林麻耶。どんなに幸せそうにしていても、いつもどこか痛々しい。本来こういう人にこそスピリチュアルって必要なんだろうな、と思わせる何かが漂っている。藤原紀香が黄色い財布を使うのとは根本的に異なる逼迫性。これはもはや傾倒ではない。治療だ。

◎イメージダウン?
 『梅沢富美男のズバッと聞きます』(フジテレビ系)に出演していたゴクミの娘、アレジ・エレナ・後藤。「どうして日本で芸能活動を始めたの?」と梅沢富美男の問いに「日本人のハーフなのに日本に住んだことがなかったから」と、本質を微妙にズラした、的を射ない回答。山根会長か。

 番組内では、ゴクミのブルガリ新作撮影を横から動画で撮ってる娘エレナに密着。「これが映像ディレクターとしての初仕事」って、なんじゃそりゃあ。そして、その翌日、ブルガリのブランドアンバサダーにkoki,就任発表。「強い意志をたずさえる内面の美しさは、ブルガリのパイオニア精神を完璧に体現する存在」うんぬんかんぬん。

 エレナのエア仕事よりも、koki,のエア太鼓よりも、日本芸能界二大馬の骨に立て続けにゲタを履かせる、ブルガリというブランドの審美眼に俄然注目が集まる2018年夏。信頼性は大丈夫なのか。ま、ブルガリ買ったことないですけども。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:24
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