海外
完璧なラインナップなど存在しない

セレブも集まる世界最大のフェス、今年のラインナップ発表! 元1Dのルイは「クソすぎる」と批判

2018/01/05 19:16
「俺も呼んで〜」

 毎年4月にカリフォルニア州インディオの広大な砂漠地帯で開催される世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ 2018」のフル・ラインナップが3日に発表されたが、そのチョイスが「クソすぎる」とネット上で不満が噴出している。ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンもFワードを使い「フェスなのにバンドが少なすぎてクソ」と批判した。

 1993年に「L.A.はチケット販売会社の手数料が高すぎる」と反発したロックバンドのパール・ジャムが、ロサンゼルス郊外インディオのエンパイア・ポロ・クラブでコンサートを開催したところ、2万5,000人近くの観客が集まり大盛況となった。手配したプロモーターが「主要都市からはかなり離れているけど、だからこそ大規模フェスが開催できるし、ファンは絶対に来る」とフェスを考案。99年10月に、ベックやケミカル・ブラザーズらを招いて「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」、通称「コーチェラ・フェス」がスタートした。

 第1回目が赤字となったため翌年は開催できなかったが、2001年に開催月を4月に移動し、ジェーンズ・アディクションをヘッドライナーに迎えたところ、大当たりとなった。02年からは開催期間を2日に増やし、オアシスとビークをヘッドライナーに招聘。さらにスージー・アンド・ザ・バンシーズ、フー・ファイターズ、プロディジーら、フェスを盛り上げること間違いなしのバンドやアーティストたちをラインナップした。03年のヘッドライナーはビースティ・ボーイズとレッド・ホット・チリ・ペッパーズで、イギー・ポップやアンダーワールドなどの豪華なメンツが世界中から注目を集めた。初めてチケットがソールドアウトした04年のヘッドライナーは、レディオヘッドとザ・キュアーだった。

 成功を収めるようになったコーチェラは07年から開催期間を3日に増やし、約10万人の観客を動員する。プリンス、ロジャー・ウォーターズ、ジャック・ジョンソンをヘッドライナーに招いた08年のチケットは売れ残ってしまったが、ポール・マッカートニー、ザ・キラーズ、ザ・キュアーがヘッドライナーを務めた09年からソールドアウトに戻り、ジェイ・Z、ミューズ、ゴリラズがヘッドライナーだった10年は22万5,000人を動員。だが1日当たりのチケット販売数は6万枚だったため計算が合わず、11年からは警察の手を借りるなど警備を厳しくし、入場者を厳密にチェックするようになった。それほどまでに世界的な人気イベントに成り上がったのだ。今では大勢のセレブたちも見に来る、世界最大級の野外音楽フェスと認識されている。

 しかし、ネット上では「コーチェラのラインナップがクソすぎ」だという声が年々高まっている。海外のバンドやアーティストを「無名で聞く価値なし」と認識する人や、「フェスといえばロックだろ!」「いやむしろ今どきのフェスはEMDがメインでしょ!」「フェスはバンドによる生演奏が魅力なんじゃないの?」などと文句たらたらな人が増えているのだ。

 コーチェラは今や、チケットが発売開始直後に売り切れてしまい、入手するのが非常に困難なイベントになっている。チケット流通サイトやオークションサイトに流れるチケットは高値がついている上、偽物である可能性もある。運良く正規のチケットを入手できたとしても、それで安心してはいけない。会場は砂漠の中なので、そこまで行く交通手段を確保しなければならず、2日間見る場合は宿泊先も確保しなければならない。

 宿泊施設の料金比較サイト「トリバゴ」によると、フェスの期間中、周辺ホテルの料金は通常より140%高く、インディオにあるホテルは中程度でも平均して1泊416ドル(約4万6,000円)と高額。しかし、これもすぐに埋まってしまう。フェス側も「入場券と駐車券をセットにしたチケット」「キャンピングできるチケット」「ホテル/空港と会場間のシャトルバス乗り放題チケット」を用意しているが、なるべく金を使わないように心がけても5万円、10万円は、あっという間に超えてしまう。

「1日にたくさんの豪華バンド&アーティストたちのパフォーマンスを見ることができるのなら、10万円払っても惜しくない」と多くの人が思い、「これほどまでに有名なコーチェラなら、金額に見合った満足感を提供してくれるはず」と期待を寄せる。しかし、ラインナップをじっくり見ると「果たして大枚はたいて見にいく価値があるのだろうか?」と不安になるというのである。

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