サイゾーウーマン世論調査

『24時間テレビ』に「賛成か反対か」大調査! 出演者のギャラ問題、感動の押し売りに物議

2017/08/26 15:00

賛成と反対派ほぼ半々

 次いで多かったのは「賛成」で26票。

「新鮮味がなくなってきた感は否めないが、実際に募金で集まったお金は役に立っているようだし、“社会的弱者も健常者も同じ人間である”という当たり前のことを再確認するいい機会だと思う」(50代/女性)
「テレビをきっかけに募金を集められるのはいいことだと思う。また、障がい者にネガティブなイメージを持つ人が多いが、何かに挑戦する姿を見て捉え方が変わるかもしれないと思える」(30代/女性)
「忙しい日常生活では忘れがちな、立場の弱い人や環境問題などについて考えるきっかけになる」(40代/男性)

 など、40年続いて夏の風物詩となったことで、「1年に一度でもみんなのことを考える良い機会になる」(50代/男性)とする声が大半占めた。

 とはいえ、「反対」も25票と、賛成派と1票しか違わない結果に。

「昼間は障がい者の特集をしながら、夜中はお笑い芸人やグラビアアイドルの下品な企画で、24時間行うコンセプトがまったく伝わってこない」(30代/女性)
「ただ24時間放送するだけで、中だるみ感が半端ない。それなら特番で短くしてもいいと思う」(20代/男性)
「どうもお祭り騒ぎ感が否めず見る気がしない。それなら普段からタレント頼みではない、社会問題の提起&解決模索番組を放送してくれた方が良い」(40代/女性)

など、「芸能人同士で騒いでいるだけの放送であれば反対。何の目的で『24時間テレビ』を放送しているのか、もう一度、原点に立ち戻って考えるべき」(40代/男性)と、24時間で行うことや、番組構成に苦言を呈する声が多くを占めた。

 また、「障がい者ばかり取り上げているが、障がい者だけが社会的弱者ではない」(30代/男性)「やらせがあまりにもひどく、障がい者を見せ物にしているようにしか見えない」(20代/女性)など、障がい者をクローズアップすることへ抵抗を感じるという声や、「制作費やタレント出演料を、そのまま寄付や、それで基金を設立した方が現実的でいい。はっきりいって偽善が多々あると思えてしょうがない」(30代/男性)「内容がどんどん胡散臭くなってきているのと、明らかにやらせである部分が如実に表れている。チャリティーと言っているが、出演者のギャラなどを考えると疑問に思う」(20代/男性)と、「結局は視聴率狙い。出演者もボランティアで出ているのなら賛成するが、お金をもらってやっているなら賛成はしない」(20代/男性)とする声もあった。

 なお、ランナーが「当日発表」されるという異例の事態となったチャリティーマラソンに関しては、賛成派、反対派、どちらでもない派全てにおいて「やる意味がわからない」と、存続自体を疑問視する声が目立った。

 今年の『24時間テレビ』も間もなく開始。今年はどんな展開をみせるのだろうか?

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