美容・健康
ユニ・チャームに直撃

タンポンの広告動画が炎上! 「対人関係の不安を解消できることを伝えたかった」

2017/05/03 15:00
ユニ・チャーム「タンポンNavi」サイト

 4月30日、ユニ・チャームと女性向け動画サイトC CHANNELが共同で制作したタンポンの広告動画がネット上で公開され、瞬く間に炎上した。動画内では、生理中の彼女とのデートで困ったという男性側の意見を紹介。「やたらとトイレに行くから待っている間が寂しい」「隣に座ろうとすると距離をとられる」「旅行の予定がキャンセルになった」などといったもので、「そんな時タンポンなら大丈夫」「旅行もデートもいつも通り楽しめる」といった内容で締めくくられている(現在、動画は削除済み)。

 この広告動画に対し、「まるで生理になる女性が悪いかのよう」「(タンポンを使っても)トイレに行く回数が劇的に減るわけではない」「なんで女性の生理用品に何を使うかが『彼氏』の意見中心?」といった批判的なコメントがネット上で飛び交っている。

 女性の味方と言える商品を販売しているはずのユニ・チャームが、女性を敵に回してしまったともとれる今回の事態。ユニ・チャーム側はどう考えているのか。同社広報担当に動画の制作意図を聞いたところ、次のような回答が返ってきた。

「生理中の不快感を軽減する生理用品の一つとしてタンポンを紹介するという目的でC CHANNELさんにご協力いただき、動画を制作いたしました。生理のときに女性が気になってしまう対人関係の不安を解消できることを伝える、という意味合いで制作をしたのですが、生理に悩む女性に負担を強いるような表現になったと判断しております。不快な思いをさせてしまったことに対しては、大変深くおわびしたいと思っております」

 筆者もつい最近、初めてタンポンを利用したが、ナプキンと比べると格段に動きやすく、ムレによる肌のかぶれを気にすることがないのはうれしい発見だった。しかし、「対人関係の不安解消」に関してはイマイチぴんとこない。タンポンを使用することにより動きやすい分、運動する際に快適という面はあるかもしれないが、生理痛や気分の落ち込みといった、生理によって引き起こされる症状が改善するわけではないし、旅行やプールに行く予定がある場合は、ピルで生理周期をズラす方法の方が、生理を意識せずに楽しめるのではないだろうか。

 また、多くの女性が指摘していたように、自分の体の生理現象への対処方法を男性の都合に合わせるという点に疑問を感じる。ユニ・チャームは7年前にもタンポンと恋愛に関する調査を行っており、「タンポン派はナプキン派よりも彼氏がいる率が2割高い」という結果を発表している。タンポンが便利だと実感して自らの意思で選択・利用しているならともかく、男性の都合に合わせてタンポンを使用することが、本当にモテや恋愛と関係あるのだろうか。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト