コラム
[生涯独身、四十路女の姪っ子育て]

ママさんへの自己紹介で、気まずい雰囲気……シングルマザーでない独身子育ては「腫れ物」?

2016/10/12 21:00

こんにちは、ちかこです。同世代の女性と一軒家でシェアハウス住まい。金なし男なし独身セレブの私は現在子育てをしています。1歳児の姪を引き取ってからは、こんなことがありました。


第1回第2回第3回

■独身女性が「子育てする女性」集団に入ると……

 世の中の女性は、とかく似た者同士で集まろうとする習性があると感じています。男性も同じようなものかもしれませんが……。人という動物の本能なのかもしれません。となると、どの集団にも属せない少数派の身の置きどころというのは難しく、騙し騙し生息していくしかないわけです。

 私は生涯独身女性というカテゴリーに属し、同じような境遇の友人と細々楽しくやっていきましたが、姪を引き取り子育てする女性というカテゴリーにも含まれることになりました。

 山奥で女2人暮らしていくのならば、離乳食を作ったり雨水をろ過したりおむつを替えたりすることだけに専念すればいいのですが、人間社会で生きている以上、姪には健全に育ってもらいたいという伯母心があります。

 実の親が育児をできない環境にある姪は、1歳にして早くも“普通”からかけ離れてしまいました。私は少しでも彼女が“普通”に近づけるような育児を心がけています。

 凶悪犯罪者の裁判などを記事で見ますが、大抵の場合は幼い頃の家庭環境が悪かったなどと説明されています。事実、人は環境次第で黒にも白にもなるのでしょう。天使のような子になってもらいたいという思いはありません。世の中はそんな綺麗ではありませんから、それでは生きづらい。それでも腐ったドブ川のような人間に成長してほしくはありません。

 保育園の集いに参加したり、ママ友を意識的に作ろうと努力したり、私の得意な分野ではないので心が重くなるのですが、体重が重くなるよりはいいでしょう。

 周りにいるママさんたちには圧倒されます。私とは違う世界の人間だと感じてしまうからです。これは卑屈になっているからなのかは、自分でもわかりません。簡単な自己紹介をするのですが、複雑に言わなくても特異な環境にあるとわかってしまいます。だって私は実の母親ではないのです。一種の気まずい雰囲気が、かなりの高い確率で発生します。そういった空気が発生したとき、私は振り払うような笑顔とトークで、その場を凌いでいました。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト