[連載]安彦麻理絵のブスと女と人生と

女44歳、生理がこない……絶不調の気分で進む、いざ更年期の旅路へ

 おんな44歳の体に4カ月くらい「生理がこない」となると、頭をよぎる単語はやはり「閉経」……ヘーケー、である。とはいえ、たかだか4カ月程度こないくらいで「子宮が完全封鎖」したとは思わないが、しかし、6月になれば45歳になるこの体。更年期に片足突っ込んでる状態なのは間違いないだろう。とはいえ一応、万が一の事を考えて「まさか、妊娠!!??」という、ナニゲに潤い感のある不安のどん底に、ズド~ンと落ちてみたりもした。しかし己の体の「カスカスっぷり」「ヘロヘロっぷり」「ボソボソっぷり」を考えてみると、とてもじゃないが、妊娠なんぞするエネルギーがあるようには到底思えない。妊娠検査薬で検査したら案の定、結果は「陰性」。

 もしも万が一、妊娠なんてしてたら、きっと私、出産と同時にエネルギー使い果たして死んでんじゃないかと思う。そのくらい、「妊娠して腹の中で赤子育てて産み落とす」という一連の作業は、ものすごいエネルギーのいる事である。そして、産んだ後に「育てる」のも、これまた当然、とんでもなくエネルギーがいる事だ。

「にんしんして、うんで、そだてる」

 ああ、そんな事、今の私にはもう到底無理です、という思いが、腹の底から、というか、子宮の奥底からわき上がってくるのが、手に取るように、よくわかる。

 美容院なんかで、年齢が20歳くらい違う、年下の女の子と話をするとおもしろい。まるで旬の果物のように甘酸っぱくて可愛いけれど、でも、まだまだ自信も度胸もない感じがいとおしいのである。彼女達から見たら「44歳」ってどんだけババアなんだろう? 私はそんな「旬」な時期から、だいぶかけ離れた年齢になった。若い女の子をナイフで切ったら、甘い、とっても濃厚な、思わず舐めたくなるようなジュワ~っとした汁があふれ出る。でも、今の私はどうなんだ? ナイフを当てたところで、そんな魅惑の汁は出てこない。けれど、最近気が付いた。

 ふと気が付くと、私の体には、松ヤニみたいな樹液がへばりついてる。それは、もう若くない私から滲み出てきたものだ。舐めても全然クソまずいであろうソレの正体は「色気」である。「色気」は、峰不二子的な「お色気」とはまったく違うものである。と、私は思ってる。じゃあ何かと言えば、ソレは、私が44年間生きてきた証(あかし)、である。私が生まれてから経験してきたあらゆることがゴッタ煮になって、この「色気」というものになる。

『閉経記』
女人生、新ステージへ

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