ジャニーズ、吉本に並ぶ一大勢力に

いちユニットに収まらない活動……EXILEの絶好調に隠された闇とは!?

2011/03/20 08:00
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ATSUSHIさん、こんなの嘘っすよね!?

 EXILEが異例のテレビ進出を遂げている。昨年4月にスタートした日曜昼の『ひるザイル』(日本テレビ系)、昨年10月にスタートした『EXILE魂』(TBS系)、同じくTBS系の深夜番組『週刊EXILE!』と、大物芸人か超人気アイドルかのように冠番組が次々とスタート。彼らは大手芸能事務所「研音」と業務提携にあるものの、実際にはHIROが社長を務める個人事務所「LDH」の所属ユニット。そんな彼らが、なぜ今日の芸能界において、吉本興業やジャニーズ事務所のような破竹の番組展開が可能なのか?

 彼らのスタート地点は1991年、現リーダーのHIROを中心とした「JAPANESE SOUL BROTHERS」だったが、メンバーの入れ替わりがありつつ01年に「EXILE」と改名。その後も幾度ものメンバーチェンジを経てヒット曲を連発、ついには14人の大所帯に。肩書きは「歌とダンスの融合を目指すヴォーカル&ダンス・ユニット」となっており、その活動はCDリリースやライブだけにとどまらず、雑誌やブランドのプロデュース、果ては劇団の立ち上げまで。ここまで彼らが精力的に活動し、かつ各メディアも精力的に取り上げるのは一体なぜだろうか。

 もちろん、メイン活動のCD売上では数多くの実績を残している。最新アルバム『願いの塔』(rhythm zone)は発売初日に出荷枚数100万枚を突破し、3作連続の出荷ミリオンを達成。2010年末には第52回日本レコード大賞を受賞し、浜崎あゆみ以来史上2度目となる3連覇も達成した。しかし、その実績がいくつもの冠番組をもつことに直結するとは理解しがたい。

「歌番組にちょこちょこ出てるイメージしかないのに、2局同時に冠番組を持てるなんてあり得ないこと。内容も『ASAYAN』(テレビ東京系)みたいな音楽的要素を全面的に出したものならまだ分かりますが、完全なバラエティー番組。いくら勢いがあるからって、アイドルじゃないのに……」(ワイドショー番組デスク)

 さらに、一部では穏やかでない噂まで噴出している。

「ある団体との関与がメディア関係者の間で話題になっています。実際に関与を報じようとしているメディアもあるとか。しかし圧力以前に『日本の全メディアを敵に回しかねない』という理由なのか、『どうやっても表沙汰にすることはできない』と落胆している編集者も実際にいました」(ジャーナリスト)

 これが事実であれば、多方面での活躍の理由は資金調達のためということにも……。ちなみに各番組の視聴率はというと、『週刊EXILE!』は1%台を連発で、深夜番組ということを差し引いても厳しい数字。『ひるザイル』は『アッコにおまかせ!』(TBS系)や『さんまのまんま』(フジテレビ系)など強力な裏番組には一歩及ばず。毎週約5%台で健闘しているのは『EXILE魂』だ。

 ちなみにバラエティーというとナインティナイン・岡村隆史とのコラボ「オカザイル」の縁もあってか、『めちゃイケ』(フジテレビ系)をはじめフジテレビでもちょくちょく名前が出てくることも。今後テレビ朝日でも冠番組が作られた日には、全キー局制覇と言えなくもないが、果たして彼らの活躍はどの方向を目指しているのか……。それはマスコミにもファンにもまったく謎だ。

『願いの塔(AL2枚組+DVD2枚組) [CD+DVD, Limited Edition]』

ATSUSHIさんが毎週ロケに出て欲しいッス!

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最終更新:2011/03/20 08:00
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