[女性誌速攻レビュー]「VERY3月号」

セックスレスの原因(?)だったママチャリ問題を、「VERY」がサクッと解決!

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「VERY」3月号(光文社)

 「VERY」3月号の大特集は「母スタイルは永遠に不滅です」というファッション特集。相も変わらず、グレース・ケリーだの、ジャクリーン・ケネディだの、故ダイアナ妃だの、ジェーン・バーキンだのを引き合いに出して、「私たちも母性とオシャレの両立させなきゃ」と煽っています。そして、ニューフェイスとしてはアンジーことアンジェリーナ・ジョリー姐さんまで登場。しかし、引き合いに出すところが大物すぎないかい? 次ページからは「コンサバな親族会はカットワークワンピでいい奥様風を演じる」「授業参観日はニットジャケットで悪目立ちしないキレイなお母さんに」と「VERY」読者の”母スタイル”が紹介されているのですが、地雷撲滅を願って世界中を飛び回っていたダイアナ妃の後に、こんなちっちゃいポリシーをさらすなんて……。まあいつもの「VERY」っちゃあ、それまですが。同時に気になったことは、「VERY」に登場する「悪目立ち」というキーワード。これまでも何度か女性誌レビューでも取り上げてきましたが、「VERY」の精神を表す一言です。姉妹誌の「STORY」や「美STORY」なんて、「悪目立ち促進雑誌」なのに。とにもかくにも「お受験」が日常生活でも重荷になっている「VERY」読者だから、「悪目立ち」を避けているのでしょうか。今後も「VERY」読者の「悪目立ち恐怖症」っぷりをウォッチしていきたいと思います。では今月号もさっそくチェックしてみましょう。

<トピック>
◎母スタイルは永遠に不滅です
◎VERYが理想のママチャリ作ります!宣言
◎先輩ママに学ぶ、入園準備チェックリスト

ママチャリは、セックスレス問題に発展していた!

 今月号の「VERY」を読んで、みなさんにお伝えしなければいけないことがございます。なんと、「VERY」がママチャリを作るんだとか!! 今まで散々お伝えしたとおり、目黒区・世田谷区の高級住宅街の朝の風物詩、ブランドサングラス&バッグでバキバキにキメたママチャリ愛用者。見る者を不安にさせても、ご本人たちは満足していると思っていました。いや、ご本人たちが満足しているから、周囲は臭いものにフタ……ではなく、嘲笑をかみ殺して、視界の3分の1ぐらいにしかとどめておかなかったはずです。

 しかし、それが間違えでした。なんと同誌読者の実に91.5%はママチャリに不満があるそうです!! その声を拾ってみると……

・形自体がイケてない
・国産自転車=ママチャリでダサい
・インポートの子乗せシートと比べてデザインにスマート感がない!
・旦那に、ママチャリに乗っている姿を「女として見られなくなった」と言われた

 なんと! ママチャリのせいで夫婦関係に亀裂が入っていたとは! これはゆゆしき問題! なぜなら以前ご紹介した通り、「VERY」読者もセックスレスに悩んでいるんです。その原因の一つは、「VERY」読者愛用のママチャリだったんですね。これはこれはいろんなことが合点承知之助! ぜひ、「VERY」に「旦那に女として見てもらえるママチャリ」を作ってもらいましょう。ちなみに6月発売予定ですので、それまでは料理に牡蠣でも入れて、セックスレスを回避しておいてくださいね。

やっぱり世の中鬼だらけ!

 今年もやってきました、「入園準備チェックリスト」の登場です。厳しい「お受験」を乗り越えて、ようやく手にした、幼稚園ママライフ。ここで手を抜いてはこの後、数年(もしくは子どもの大学卒業まで)、ほかのママたちから何を言われるか分かりませんもの、おほほほ。と心のコスプレをしたところで、最新ママグッズ市場(そんな市場があるのか?)を見ていきたいと思います。数あるグッズのなかで筆者が気になった商品はこちら。

○「ヒール付きスリッパ」1万6,590円
 たとえ学校内でも、スタイルアップを狙うママにおススメなんですって。校内でスタイルアップって、ママ同士で体形をチェックし合うってことでしょう? そこで負け戦に甘んじるよりは、たかだかスリッパに約1万7,000円を払った方がいいという価値観ですよ。おみそれしました。

○ロングブーツ
 幼稚園ママにとって、ロングブーツの使い方の一つに「いも掘り」があるんだとか。それはいいんですけど、紹介されている商品がエミリオ・プッチの4万円越えのもの。4万円のブーツでいも掘りって、ギャグ?

○名刺入れ
 名刺入れ自体は珍しくなく、ママたちが自作名刺を作っているというのも「VERY」によって学んでいたのですが、今回驚いたのは「名刺は親子連名で」という一言。「VERY」においては、”母”の役目が第一で、あくまで「子ども」が主役なんだと思い知らされました。だから、子どもが成長して学校においてもある程度の立ち位置を確保すると、「STORY」を読んじゃって悪目立ちしちゃうのかー。なるほどなー。

 ほかにも必需品「IDカードケース」や「サブバッグ」なども紹介されていますが、商品を通して思いを馳せてしまうのは、幼稚園という名の地獄のあり様。一つひとつのイベントやお迎えなどの日常においても、他人の目を気にして生きていかねばならないのですね。それに怯えていた新米ママも、年度が変わればチェックする方に……。まさに「渡る世間は鬼ばかり」。橋田壽賀子先生の真髄をここで感じるとは思いませんでした。

 というわけで、ファッションページには目もくれなかった今月号のレビュー。引き続き、ファッションに触れもしないで恐縮ですが、ほかにも「30代の『毛』問題」というページもありますので、小娘のファッション誌に飽きた人には今月号はもってこいです。ある意味、「婦人公論」と真逆のアウトプットで、「中年女性の苦悩」がだた漏れ中でございます。オシャレなファッションページの間から垣間見れる、生きづらさに七転八倒する女性の姿をしっかり見てください。
(小島かほり)

「VERY」

サイ女は「VERY」に恋してるけどねっ。

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