善意の募金を、自分勝手な欲望で邪魔するセコい人たち

　それから時は経ち、東日本大震災が発生。投稿者もなにか助けないと！　と思い、毎月1万円を募金することにします。このことを彼女に話すと「そんなことに毎月お金出さなければ、デートでもっとお金を使えたじゃん。ボランティアに行くくらいなら旅行に連れてって欲しい」と言われます。数年間付き合っている彼女で、双方の親にも紹介し合い、結婚も考えていました。大好きだったにもかかわらず、この一言で愛はすっかり冷め、結婚を見直すことに。ほかの2ちゃんねらーからは「その女性と結婚するなという神さまからのメッセージだったんだよ」というコメントが寄せられました。

＜他人の募金を欲しがる曲者！＞
★発見!せこいケチケチママ その256★
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/baby/1282402607/

　ご近所の人から23時に電話がかかってきます。なにごとかと出てみると、「明日遊びに行かない？」とお誘いの電話でした。しかし、彼女は「急に用ができたから子どもだけ預かって」という託児の名人なので、「朝から『24時間テレビ』に募金しに行くからダメ」と断り、電話を切りました。

　しかし20分後に電話がかかってきて、「募金って、リビングに置いてたでっかいビンに入れてたやつだよね？　あれさ、うちも募金に行きたいから半分くれない？　重いしさ、一緒に行こうよ。子どもたちもテレビを見て、募金したいとずっと言ってたから」という大変図々しい要求。当然断ると「投稿者さんはなんていうか～、偽善者だね……。そういう人のお金ってどうなの？　喜ばれないんじゃないのぉ？」と言われて、イライラする投稿者でした。

■寄付で税金控除も！

　さて、今回のエピソードはいかがでしたでしょうか？　悲しいかな、「募金をしている」ことを公にすると、尊敬されるどころか「募金するなら私に援助してほしい」と考える人は少なくないようです。非常に残念なことですね。ただ、寄付すると、いいこともあります。それは税金の控除。ここ数年、寄附金控除を拡充する法改正が相次いでなされています。今まで「寄付」のハードルが高いと感じていた人も多いと思いますが、この制度を使って前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

Hagex
ネットに投稿された人間関係のトラブルを集めたブログ「Hagex-day.info」を運営。「ネットウォッチャー四天王」の1人……というウワサ。

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