大麻やりすぎ!

スヌープ・ドッグvsラスタにボブ・マーリーの息子が参戦し、よくわからない展開に!

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手首がラスタってるね!

 アメリカ西海岸に君臨するラッパーの帝王スヌープ・ドッグが、ジャマイカのラスタファリ運動(以下、ラスタ)のコミューンを訪問し、ガンジャ(大麻)を燻らせながらラスタに帰依したのは、約1年前のこと。昨年7月には「スヌープ・ドッグとしてのオレは死に、スヌープ・ライオンとして生まれ変わったんだぜ」と発表し、これからはレゲエアーティストとして活動していくと宣言。生まれ変わるまでの道のりを追ったドキュメンタリーも公開された。しかし、ここにきてラスタの大御所たちが「奴は偽者だ!」と大激怒。これに対してラスタの象徴的存在であるボブ・マーリーの息子は「我々はスヌープをサポートする」との声明を発表しており、大麻を吸ってハイになりすぎたゆえに起こった、よくわからない展開に全米が唖然としている。

 泣く子も黙るギャングスタラップのビッグスターであるスヌープが、通算12枚目となるソロアルバム『Reincarnated』を、ドキュメンタリーとセットでリリースすることを発表したのは昨年2月のこと。7月末にニューヨークのカリビアンレストランで行った記者会見では、「オレはボブ・マーリーの生まれ変わりだって言い続けてきただろ?」「いつだってラスタファリアンの気分だったんだぜ。第3の目は閉じてたけどな。でも今じゃ、カッと見開いている」と語り、「ラップには魅力を感じないんだよね」「これからはレゲエアーティスト、スヌープ・ライオンとして活動していくぜ」と断言し、ヒップホップ界を驚かせた。

 スヌープの第3目の開かせたのは、2月に訪れたジャマイカで参加したラスタ・コミューンの儀式。ガンジャがもうもうと立ち込める中、ラスタの大御所たちに囲まれたスヌープ・ライオンが精神世界へとトリップしている様子はバッチリとカメラで撮影されており、アルバムと同じ『Reincarnated』というタイトルで9月に開催されたトロント国際映画祭でお披露目された。アルバムに収録される新曲「La La La」は7月に試聴可能となり、10月にはライオンの気ぐるみをかぶり子どもたちと踊るPVが公開された。12月には「Lighters Up」「Here Comes the King」が公開され、今年春に予定されているアルバムリリースに向けて全てが順調に進んでいると伝えられていた。そんな中、スヌープが心酔しているラスタを執り仕切る、ジャマイカの大御所たちが、「奴は真のラスタではない。利用しているだけだ」とスヌープを批難しているというニュースが飛び込んできたのである。

 ラスタとは、1930年代にジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した宗教的思想運動。アフリカ回帰主義の要素を持ち、70年代には伝説的レゲエミュージシャンのボブ・マーリーによって波及した。

 米ゴシップ芸能サイト「TMZ」は23日、レゲエアーティストのバニー・ウェイラーが「(ドキュメンタリー映画『Reincarnated』で描かれていることは)ラスタ・コミュニティの個性と象徴性を利用した真っ赤なウソ、詐欺だ」と批難したこと、2007年にラスタの13教派が共同で設立した団体のリーダーたちも同様に感じており、スヌープに対して7ページに渡る催告状を送りつけたと報じた。

 催告状には、「大麻を吸い、ボブ・マーリーとレゲエ音楽を愛することがラスタの文化ではない」と記載されており、ライオンという名前を使うのを止め、約束した通りに“資金援助と精神的支援”をし、公式に謝罪するよう求めているとのこと。拒否した場合、訴訟を起こすことも明記されているという。

 スヌープ大ピンチと報じられた2日後、スヌープが生まれ変わりだと信じるボブ・マーリーの息子が、スヌープを擁護するコメントを発表。「父が生きていたら、スヌープの生まれ変わりを受け入れたはず。なぜなら、父は真のラスタだからね」と述べ、「ラスタファリとボブ・マーリーへの彼の愛を、なぜ非難するのか?」「父の名前を使って彼を非難しないでほしい」と苦言を呈した。そして、「スヌープが生まれ変わる前から、我々は彼と良い関係を持っていた。これからも、我々は彼を祝福しサポートし続ける」と断言した。

 「TMZ」にスヌープを非難するコメントを出したバニーは、ボブ・マーリーが結成したレゲエバンド「ザ・ウェイラーズ」のオリジナルメンバー。「ボブの生まれ変わりだ」と言いだしたスヌープにあまり良いイメージを持っていない可能性がある。また、催告状を送った団体は、「ラスタの文化的統治と知的財産を守ること」を目的に設立された組織であることから、誰もが大麻を吸いハイになっているように見える『Reincarnated』は、世間に対して間違ったイメージを植え付けると懸念したのであろう。

 催告状に書かれている「スヌープがラスタ・コミューンと結んだ約束」が何だったのかは明かされていない。しかしながら、スヌープは“スヌープ・ライオン”に改名してからラスタにインスパイアされたプロジェクトをいくつか進めていると伝えられており、すでにジャマイカの思想をベースにした「マインド・ガーデン」プロジェクトを始動させている。このプロジェクトは、ホームレスから大富豪になった実業家のジョン・ポール・デジョリアとタッグを組んでいることから大注目されており、ジャマイカとラスタへのイメージアップにつながることは間違いない。

 リラックスし、快楽的な気分にさせてくれるという大麻の愛好家として知られているスヌープ。タバコに比べて害が少ないとされるが、ひどい記憶障害を引き起こす副作用があるとされている。今回の騒動も、大麻でハイになった人たちによる口約束が原因だったのではという意見が多いが、果たして平和的に和解できるのだろうか。

「ライオンの着ぐるみをかぶり子どもたちと踊るPV」怒られるのはこういうとこ!

しぃちゃん

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